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【 イベントレポート 】

水族館プロデューサー・中村元 presents 『中村元の超水族館ナイト【増館号】 超水族館ナイトは地球を救う!のか?~』 ライブレポート(16.12/09開催)

2017年01月11日

中村さん
「だいたいさ、愛が争いを起こしているよね。誰かを愛するということが、別の誰かを遮断することになったり、さらにそれがキッカケで人と人が憎み合うようになったりする。戦争なんてまさにそうやん? 家族を守るためとか、国を守るためとか、愛を持っているからこそ戦いに行くワケでしょ? だから僕は愛と平和はあまり一致しないような気がするんです。」

中村さん
「もっとも、愛が地球を救うかどうか以前に問題として、あの番組は何かイヤラシイところがあるよね。」

中村さんは日本バリアフリー観光推進機構の理事長としても、日々熱心に活動を展開していますが、そこで出会った方々は、皆、口を揃えてあの番組が嫌いと言っているそうです。それはなぜか…?

中村さん
「障害者の方々を初めから ”可哀想な人” として扱っているからです! だから上から目線で 「よく頑張った」 とか言い出すんです。ホンマに腹が立ちます! 障害者だから泳いだら偉いの? 違うやろ! 泳いでいる人はみんな偉いし頑張っているんです! その頑張っている人の中に障害を持った方もいるというだけの話やんか! 」

超水族館ナイトに参加している皆さんも ”あの番組” には釈然としない何かを感じているようで、客席からは大きな拍手を沸き起こりました。
 

前半から中村節全開!
前半から中村節全開!

 

ヘビ vs カエル

これは中村さんが子供の頃に体験した話だそうですが、友達のノリユキ君と田んぼで遊んでいた時のこと。世紀の大発見(!?)をしたそうです。なんと ”二本足の生えたヘビ” が歩ているのを見つけたのだとか…。

中村さん
「それで、こんな生き物みたことないから雑誌に投稿しようと思ってさ、ノリユキと捕まえに行ったんです。そうしたら、その正体はカエルを尻から飲み込もうとしたヘビだったんです。カエルは必死に逃げようとするし、ヘビは逃がすまいとカエルに食いついたまま長い体をグネグネさせていて、その様子が本当に二本足で歩いているヘビのように見えたんです。」

中村さん
「…で、それに気づいたノリユキ君はどうしたと思いますか?なんと近くにあった棒を拾ってヘビを叩き始めたんです。俺が 『やめろ! 何すんねん! 』 と言ったらノリユキが 『カエルが可哀想やろ! 』 と言ったんです。俺は 『えええっ!? 可哀想なのはヘビちゃうんか? どう見ても苦しそうなのはヘビの方やぞ? 』 と…。」

中村さん(客席を見渡して…)
「みなさんはカエルとヘビ、どちらの味方ですか?
 

カエルの応援する人~?ヘビの応援する人~?
「どちらの味方か?」を問う中村さん

 

イトウ vs ニジマス

これは第13回目の超水族館ナイト(テーマ:命と水族館…いただきますの気持ち)でも紹介された話ですが、中村さんがプロデュースした北の大地の水族館では 「いただきますライブ」 というイベントが行われています。

北の大地の水族館には1m超クラスの天然モノの巨大イトウが多数飼育されていますが、そのイトウが泳ぐ大水槽に、餌として生きたニジマスを与えるというもの。当然、ニジマスは食われまいと必死に逃げ回り、イトウは巨体を躍らせながらそのニジマスを捕らえに行きます。そして、それを見ているお客さんですが、「ニジマス後ろにいるぞー!」 とイトウを応援する人もいれば、ニジマスに向かって 「危ない! 逃げてー!」 と叫ぶ人もいるそうです。

中村さん(再度客席を見渡しながら…)
「みなさんはイトウとニジマス、どちらの味方ですか?
 

中村さんの地球を救う(!?)にトークに聞き入る
お客さんも中村さんの話にグッと聞き入る

 
テリーP
「同じ場面を見ているはずのに、どちらに感情移入するかで、LOVEとHATEの対象が真逆になってしまうんですね…。」

中村さん
「小さい魚が可愛い魚が好きな人はニジマスを、強くて大きい魚を主役に見る人はイトウを応援したりするんやけどね。でも、結局のところ どっちもどっちなんです。どちらも一生懸命頑張らなくちゃあかんし、どちらも頑張っているから今こうして生きているんです! 」