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【 イベントレポート 】

目に見えないモノノケを目撃する!『TOKYO妖怪ナイト vol.2 ~ 妖怪造形大賞の最新(本年7月)受賞作品公開』 ライブレポート(18.07/21開催)

2018年09月04日

はい、声の主は 忠平さん でした(笑)

テリーP
「あぁ、ビックリしたぁ。急に割り込んできたから…ねぇ」

中村さん
「そうか、これが妖怪や!(笑)」

 

忠平さんは後半のトーク中に
ずっと
妖怪似顔絵を描いていた
トーク中にも絵が進む

 

双眼鏡も駆使して
客席全員の妖怪似顔絵を描く…
全員の顔をチェック

 

忠平さんは来場者全員の妖怪似顔絵で人面魚を描いていたのですが、さすがにイベント中に完成とまではいかなかったようです。でも、出来るところまで精一杯に頑張ってくれました。

 

仕上げの作業がまだまだだそうですが、
短い時間でここまで描いてしまうから凄い。
妖怪似顔絵

 

妖怪になってもちゃんと
どの顔が誰であるか判別可能!
誰の妖怪か判別可能

 

忠平作「人面魚」の撮影タイム。
「あ、いた!コレ自分だ!」と盛り上がる
大撮影会に

 


 

【 妖怪を大事にする心 】

 

中村さんはなんと河童以外にも妖怪に出会っているのだとか。

中村さん
蛇の妖怪や!前足が2本生えていて歩いとった!」

中村さん
「香川先生に突っ込まれる前に言っておくと、蛇が大きな蛙をお尻から飲み込もうとしていたのがその正体なんやけどな! 蛙も生きているから必死に逃げようと前足をバタバタ動かしていて、まるで蛇が2本の前足で歩いているかのように見えたワケです。ノリユキ君という友達と一緒にその妖怪を見つけたんやけど、妖怪の正体が分かるとノリユキ君は木の枝を持ってきて蛇を叩き始めたのよ。」

テリーP
「蛙を助けようと…」

中村さん
「うん。でも俺は蛙を加えたままの蛇が苦しそうに見えてさ、蛇の方が可哀想だと思ったんです。僕はどの立場に立つかによって同じ一つの出来事でも全く見方が異なるんだということをこの時に学び、後の人生に中でも凄く役立っています。河童もそうです。実際には岩だったとしても俺が見たのはやっぱり河童なんです! だからあれ以来、川で悪いことは一切できなくなりました。」

中村さん
「古代メソポタミアではギルガメッシュ大王が森の守り神であるフンババを討伐し、先住民から森を奪いレバノン杉を全て伐採してしまった。地中海東岸の山々は元々はレバノン杉の森に覆われていんです。それを全部切ってしまった。でも日本では森が残されてきた。そこに神様や妖怪がいると我々のご先祖様が信じてきたからや!」

近年、自然への畏れの念を失い、神や妖怪を存在をあまりにもおなざりに考えているのではないかと中村さん。だから平気で自然を破壊してしまう…。後世に豊かな自然を残しておくために実は妖怪が非常に重要なカギを握っているのかもしれません。

中村さん
「僕の横にいる妖怪博士とやらが 『妖怪なんているワケがない』 と言っていたとしても ”妖怪を大事にする心” を持つことはすごく大事なことだと思うのね! だからみなさん妖怪を大切にしてあげてください!」

 

中村さん「妖怪を大切にせなアカンで!」
妖怪はおるんや!

 


 

【 妖怪は日本が誇るべき世界観の縮図 】

 

前回に続き今回も妖怪論争を繰り広げた中村さんと香川先生。
かたや水族館、かたや博物館で展示を作るのが仕事です。

中村さん
「水族館は博物館法で(自然)科学系の博物館だと定義されています。だから水族館では生物学などの自然科学を教えなければならないと言う人がいるのだけれど、僕はその考え方が大嫌い。水族館は ”命” を見るところです。魚の種類とか名前とか、そんなことは図鑑や本を読めば済む話! もっと大事なことがあるはずなんです!」

これも以前の超水族館で中村さんが話していたことですが、水族館は自然を語る場所であり、自然を語る場所である以上、生き物や自然に対する考え方(日本という国が持つ世界観)を大事するべきだ…と。一神教の欧米諸国に対して、日本では全ての命を対等だと捉えられています。そんな日本の世界観を水族館の展示で伝える方法の一つとして、中村さんは 「神様や妖怪や物の怪が潜んでいるかのような(自然への畏れの念を思い出させてくれるような)展示」 を提案しています。

香川先生
「実は僕も博物館での展示の作り方では中村さんと考え方全く一緒です。世にある展示の仕方で最高のものは千葉県の某ネズミの国だと思っているんです。あらゆる知恵を使った最高のディスプレイをしています!

テリーP
「そうか、ネズミの国もある種の妖怪だらけですもんね!」

客席:(笑)

香川先生
「妖怪はいない、だから河童もいないと言いましたけど、展示の作り方とう観点で(中村さんがプロデュースした)サンシャイン水族館の展示は実に素晴らしいと思ってます!」

中村さん
「あれれ? ちょっとだけ友達になれそうな気がしてきたかな!?(笑)」

…と言いながらも、次回来年の『TOKYO妖怪ナイト』でもきっと続く二人の ”妖怪論争”。

更に熱い論戦を期待です!(…  to be continued)

 


 

【 まとめ 】

 

「TOKYO妖怪ナイト」というタイトルだけ聞くと「なんだ?そのイベント?」と思ってしまう人も多いと思いますが、展示される妖怪造形作品は皆、非常にクオリティが高く、また妖怪話も歴史学・文学・民俗学・心理学・自然科学…等々、様々な分野のカルチャーがギュッと詰まっているので、見どころ&聞きどころ満載のイベントでした、妖怪に親しみながら「妖怪って深いな!」「妖怪って面白い!」と思わせてくれるので、妖怪に少しでも興味のある方が、次回、是非お越しください。小豆島で開催されている妖怪造形大賞も近年沢山のメディアが取材に訪れるなど、回を重ねるごとに注目度急上昇中! こちらもお見逃しなく!

 

(文&写真:GAMA)

 

妖怪ナイトvol.2 大成功!
妖怪ナイト2