「あらゆるものをイベントに!」渋谷のイベントハウス型飲食店

【 イベントレポート 】

緊急リアルイベント開催!『第7回ソ連ナイト~ソビエト・ロシアのお酒事情 新情報追加その他!』ライブレポート(20.06/21開催)

2020年07月21日

新型コロナウィルス感染拡大の影響で、2月末から約4ヶ月に亘ってイベントの開催を見送っていた東京カルチャーカルチャーですが、政府・自治体より発表された「新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」を踏まえ、感染拡大防止策を徹底した上で、6月21日からお客さんを入れてのイベントが再開されています。

…ということで、その待ちに待った 再開1発目 に参加したレポートです。

リアルイベントの再開はいかにもカルカルらしい大人気シリーズ 『ソ連ナイト』 からでした!

 

緊急事態宣言が明けて6月21日から
リアルイベントが再開されています!

第7回ソ連ナイト・エントランス

 

ロシア面白情報サイト『おそロシ庵』を主宰するちばユウタさんが、ロシアはもちろん日本の文化にも精通するロシア人のゲスト達と共に、ソ連・ロシアカルチャーの ”あれやこれ” を面白おかしくプレゼントークしていくイベントです。カルカルが渋谷に移転する前のお台場時代に『ソ連カルチャーカルチャー』として始まり、開催を重ねること12回(…だったかな?間違っていたらごめんなさい)。『ソ連ナイト』としては1年2ヶ月ぶりの7回目の開催でした。

今回は鉄板ネタの ”ロシアのお酒事情” を中心に、ロシア領内にありながらモンゴル的な要素を多く持つヨーロッパ唯一の仏教国・カルムイク共和国 なども紹介。カルカルのプレゼン史上最もバズった伝説の 『酒がなければ接着剤を飲め!殺虫剤も酔える!おそロシアなソ連酒事情』 がリニューアル再演されるなど、客席は ”NO三密” を守りつつもネタはギッシリてんこ盛り! ソ連マニアやロシア好きな皆さんと一緒に2時間たっぷり ”おそロシアな世界” を楽しみました。

 


 

イベントの内容を振り返る前に、気になっている方も多いと思いますので、カルカルの新型コロナ対策を簡単ですがご紹介しておきます。(取材日=2020年6月21日時点のものです)

 

アルコール消毒液&非接触体温計
アルコール消毒と非接触体温計

 

入店時にスタッフの案内の下、アルコール消毒液による手指の消毒と非接触体温計による体温測定が行われます。スタッフはフェイスガードやマスクを着けての接客。最初は少し物々しさを感じるかもしれませんが、これも安心してイベントを楽しむためのもの。入店から退店までマスク着用でのイベント観覧となります。

 

飛沫防止のため受付やバーカウンターには
ビニールカーテンを設置されています。
バーカウンター

 

ドリンク代込みのチケットとなっていて、ペットボトルを1本選んで席に着きます。いつもならイベント限定のオリジナルカクテルを注文したり、ボルシチ、ペリメーニといった特製ロシアンメニューを味わいながら開演を待つのですが、フード提供が行えるようになるにはまだしばらく時間がかかりそうです。

 

この日の座席レイアウト
この日の座席レイアウト

 

本イベントではサイドにテーブルがありましたが、椅子だけを並べてもう少しキャパを増やしたり、イベントによってレイアウトは多少変わります。いずれの場合もてソーシャルディスタンスがをしっかり確保。1つのテーブルを囲んで同じカルチャーに興味を持つ者同士でワイワイと談笑して盛り上がるのもカルカルイベントの醍醐味なのですが、今は少しスタイルを変えて…といった感じです。(マスクをつけて周囲に配慮しながらの交流はOK!)

 

ステージ上にも飛沫防止のため
アクリル板やビニールシートを設置
ステージにビニールシート

 

他、トイレ前に待機列の足元ガイドがあったり、入場待機で密にならないようチケットの整理番号で集合時刻が定めて呼び出しを行ったり、様々な対策が施されています。多少の不便や窮屈さはあるかと思いますが、みんなで協力して感染予防をしながらイベントを盛り上げていきましょう。

 

開演待ちの様子
開演待ちの客席

 

「ソ連ナイト」はカルカルの屈指の人気イベントで毎回超満員になるのですが、今回はほんの数日前の告知という文字通りの ”緊急” 開催。参加したくても都合がつかずに来れなかった方や、東京のコロナ事情のを気にして来場を自重した方も多かったようです。…が、本イベントは ツイキャスでの有料配信 も同時に行われ、多くの方が視聴。リアル組とオンライン組、気持ちを一つにみんなで盛り上がりました。

 


 

【 出演者紹介 】

 

■ ちばユウタさん(Twitter:@Goncharov_jp)

おもしろロシアサイトおそロシ庵を運営。ロシアの最新情報やおそロシアなネタを紹介したり、グッズの販売などを行っている。

 

ちばユウタさん
ちばユウタさん

 

『おそロシ庵』では大陸トラベル社とのコラボ企画でロシアツアーも行っているそうで、今年2020年も新型コロナウィルスが日本国内で感染拡大する前だったこともあり無事実施できたそうです。来年2021年のツアー企画がどうなるかは分かりませんが、ロシアに行って本場のカルチャーを肌で感じたい人は是非チェックを!

 

■ ナスチャさん(Instagram:russian_in_japan

現代日本を紹介するロシアの雑誌、Kimono Magazineの副編集長を務めるロシア人。来日するロシア人のためのガイドも務める。「ソ連ナイト」出演がキッカケでNHKラジオ「まいにちロシア語 入門編」にもレギュラー出演を果たす等、ロシアと日本の架け橋として活躍の場を広げている。

 

ナスチャさん
ナスチャさん

 

■ チンギスさん(Twitter:@chingiz

会議通訳や各種TVなどの取材のコーディネートをするロシア人。「おそロシ庵ツアー」の通訳・ガイド役も務める。イベント後半で紹介されたカルムイク共和国はチンギスさんの出身地。

 

チンギスさん
チンギスさん

 

そして、企画及び司会進行は、、、

 

カルカル・横山シンスケ店長
横山店長

 

4ヶ月ぶりのリアルイベントの開催に「やっと始められると思うとグッとくるものがある!」とコメント。

 

このようにアクリル板や
ビニールシート越しにトークが進行。
アクリル板やビニールシート越しのトーク

 

さて、今回はペットボトルとなってしまいましたが、カルカル恒例の乾杯から!

 

4ヶ月ぶりに響く「乾杯」の声!
(もちろんオンライン組の皆さんも一緒に)

乾杯でイベントスタート

 


 

【 ロシアとお酒の歴史について 】

 

早速、ちばさんによる「ロシアのお酒事情」に関するプレゼンがスタート! 歴史を辿りながら ”おそロシア” な お酒ネタにフォーカスしていきます。

起点はキエフ公国/キエフ・ルーシの時代。キエフ大公のウラジーミル1世は国のよって立つべき宗教を選ぼうとしていました。一度は近隣のイスラム教国との関係を重視して、イスラム教の採択へと傾いたのですが、

ちばさん
「イスラム教では飲酒が禁止されていたんですね。ウラジーミル1世はこう言いました。」

 

我々は酒なしでは生きられぬ!
ウラジーミル1世

 

ちばさん
「…で、結局、お酒が飲めるキリスト教を選びました!」

これは嘘みたいな本当の話ようで、「原初年代記」というロシアの古い書物にも記されているそうです。

ちばさん
「さて、この時代、どのようなお酒が飲まれていたか知っていますか?」

まず、ロシアには古来から伝わるミードと呼ばれる 蜂蜜酒。作り方は蜂蜜とベリー類を混ぜて樽の中に入れて地面に埋めて発酵させるというもの。しかし、当時は完成まで15~20年、最長で40年もがかかる上、蜂蜜自体が入手困難で非常に高価なお酒だったそうです。また、キリスト教国家になったことで儀式等でワインが飲まれるようになりましたが、当時のロシアの気候では葡萄を育てることができずワインは全て輸入頼み。故、ワインもとても高価なものでした。

 

現代ロシアで広く飲まれている
蜂蜜発酵酒・メドブーハ。
安価でペットボトルでの販売が多く、
お土産に最適とのこと。
蜂蜜酒(ミード)

 

ちばさん
「そう、蜂蜜種もワインも庶民が簡単に飲めるようなものではなかったんですね。実はこの時代に最も飲まれていたお酒はビールでした。但しこれも現在のビールのように日常的に飲むような感じではなく、農民がみんなで作って宴会の時などに飲んでいたんですね。」

 

ビールで宴会を楽しむ人々
当時のビールについて

 

 

横山店長
「…ということは、この時代はまだアル中はいなかったんですか?」

ちばさん
「日常的に飲めるお酒がなかったワケですからね。多分いなかったと思います。」

この状況を大きく変えたのがロシアの誇る ”あのお酒” です。

 

 

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