「あらゆるものをイベントに!」渋谷のイベントハウス型飲食店

【 イベントレポート 】

水族館プロデューサー中村元 presents 『中村元の超水族館ナイト2021春 〜ヒレアシ語を話せる素質〜(vol.38)』ライブレポート(21.02/27開催)

2021年05月28日

 

伊勢シーパラダイスの魅力的な展示は海獣だけに留まりません。

例えば、ツメナシカワウソの展示。野生下で餌の魚やエビ・カニなどを捕まえるために石の隙間などに手を入れる探る習性があることや、非常の遊び好きで好奇心が旺盛であることにヒントを得て、癒され度抜群のふれあい展示 ”カワウソとの握手” を開発。

 

ツメナシカワウソの展示水槽に
穴を開けて握手ができるようにした
カワウソと握手ができる

 

近年色々な動物園・水族館でも見かける ”カワウソとの握手” ですが、その元祖はここ伊勢シーパラダイスでした。”握手穴” があまりにも他の園館に真似をされたので、新たにスリットになっているバージョンも開発!

 

「刑務所の面会みたい」(by テリーP)
スリットで握手

 

コツメカワウソが
隙間から
前脚を伸ばしてくる
スリットから手を伸ばすコツメカワウソ

 

中村さん
「そして、魚類チームもすごく頑張っています! 」

限られた予算ながらスタッフの創意工夫により、手作りで展示がどんどんアップデートされています。なんと魚類展示でも ”ふれあい” コンセプトを導入!  タツノオトシゴやトビハゼと握手ができるそうです。

 

古くて暗かった大水槽に
立体感のある水塊が作られた。
寝転がれるウッドデッキも登場。

屋内の水槽展示

 

水槽より手描き解説に目が行く!?
「タツノオトシゴのくに」
タツノオトシゴのコーナー

 

魚とのふれあい体験も人気。
タツノオトシゴの尾と握手!
タツノオトシゴで柵なしふれあい

 

コロナで遠出がなかなか難しい時期ではありますが、まだ伊勢シーパラダイスに行ったことがないという人は、とにかく一度、リアルで 「柵なし展示」 「ふれあい展示」を体験してみることをオススメします。

 

休憩を挟んで第二部へ
鼻息ブクブクなアシカ

 


 

第二部より

 

第二部はゲストトーク。ついに カリスマアシカトレーナー・田村龍太 さんが登壇です。

 

田村龍太さん
(伊勢シーパラダイス・館長)
田村龍太館長

 

中村さん
「田村君は田舎者なので東京に出てくるのが嫌いなんです(笑)。今日初めて皇居を見たと言っとったっけ? それと凄くシャイな性格なので、こういう場にも滅多に出てきません。だから今日はホント珍しい! 貴重や!」

そしてもう一人、田村館長と親交の深い 芦刈治将 さんも一緒に登壇。芦刈さんは超水族館ナイトは2度目の出演。日頃から数々の講演・イベントをこなしており、喋りはお手のもの。田村館長とは入った水族館は違うけれど ”同期” で、伊勢シーパラダイスから車で15分ほど離れたところにある鳥羽水族館に入社。その後、すみだ水族館を経て、現在はサンシャイン水族館で活躍中。ちなみに鳥羽水族館の入社試験の面接官はなんと中村さんだったという。その中村さんから「イベント慣れしていない田村館長のサポート役に」と今回の超水族館ナイトへの出演依頼が届き、

芦刈さん
「もうメールを読み終わる前にかぶせ気味にOKの返信をしました! 即答! 僕しかいないもん! 今日が本当に楽しみで仕方なくて…!」

と興奮気味に語る様子が印象的でした。

 

芦刈治将さん
(サンシャイン水族館)
芦刈治将さん

 

中村さん
「田村館長が西のカリスマトレーナーなら芦刈君は東のカリスマトレーナーです。彼を採用した面接官のオレの眼に狂いはなかった!」(ドヤ顔)

芦刈さん
「ちょっと中村さん! 僕のことカリスマって呼ぶのはやめてもらえませんか? 客席の皆さんにも尊敬している雲の上の存在の人っているでしょ? 田村君は僕にとってまさにその人なんです! 彼に足なんか向けて寝られない。それぐらいの人なのに一緒にカリスマって呼ばれるのは申し訳なくて…。」

早くも芦刈さんの ”田村さんリスペクト” が大爆発。

中村さん
「なるほど。じゃあ、田村館長がいかに凄い人なのかを語る第二部にしたいと思います! …と同時に、館長就任祝いです!」

テリーP
「おめでとうございます!」

客席:(大拍手)

 


 

7.”ふれあい” コンセプトに共感

 

前述の通り、伊勢シーパラダイスは ”柵なし展示” を世界で初めて考え出した水族館です。田村さんはその開発に携わったメンバーの一人。

田村さん
「学生時代に二見シーパラダイス(当時)へ実習に行かせてもらったんですけど、その頃からお客さんと動物の距離が凄く近くて色々と衝撃を受けました。それで、今度は自分がその衝撃を多くの人に伝えたいと思ったんです。」

中村さ
「…ということは、単に『水族館で働きたい!』ではなく、『二見シーパラダイスで働きたい!』と思ったワケね?」

田村
「はい。このスタイル、このコンセプトの水族館で働きたいと思いました。生意気な言い方かもしれませんが、ガラス越しに動物を見るなら映像でも十分なのではないか…と。二見シーパラダイスは立体的な生き物として感じられる水族館だったんです。」

その想いが結実したのが ”柵なし展示” でした。当時、鳥羽水族館にいた芦刈さんが初めて伊勢シーパラダイスの柵なし展示を見た時の思い出を次のように語ってくれました。

芦刈さん
「例えば、1トンクラスの巨大なセイウチのオスがですよ? お客のいる広場に、しかもベビーカーのすぐ目の前まで出てきて『ブオー!』とかやっているんです。子供がギャーと泣いて、その様子を田村君が横で見ながらゲラゲラゲラと笑っていた。それを見た僕も大笑い。腹がよじれて死ぬかと思いました。僕はそれまでセイウチとかアシカとか全く興味なかったんですけど、ここで一気に大好きなりました!」

 

豪華メンバーが揃って
ヒレアシトークも佳境に…!

4人のヒレアシトーク

 

<next: 田村館長のトレーニング哲学とは >