お台場王子
2008年04月20日
お台場王子ってなんだ?
このイベントレポートを書くことになっていた僕でさえも、「お台場王子」というイベントがいったい何なのか、さっぱりわからぬまま当日になりました。
横山店長によると「とにかくすごい」らしいので期待はしていたのですが、どんなふうにすごいのかは全く想像がつきません。
「SMもすごいし、お笑いもすごいし、沢田研二のモノマネもすごいんだよ。」
聞けば聞くほどわけがわかりません。
とりあえず会場へ
ぞくぞくとお客さんが
謎を残したままカルカルへ行き開場時間を待っていたら、いつのまにかお客さんがどんどんと集まってきました。
今日の出演者それぞれのファン達のようです。
決して満員というわけではないですが、それでも率直に言って、こんなにお客さんが入るとは思っていませんでした。
けれどもイベントが始まってすぐに、ファンの人たちが大勢集まった理由がわかりました。
めちゃくちゃおもしろいんです。
逆切れガンジー
ミラ狂美
増谷キートン・椿鬼奴
沢田王子
テレビとはちがうおもしろさ
出演者はそれぞれ違う方を向いた芸で突き抜けていて、決して万人向けではありません。ですが、みなさん長いこと舞台に上がっている人たちばかりなので、お客さんを置いてきぼりにする感じではなく、ステージと客席に流れている空気をうまいこと利用して楽しませているんだなと思いました。
見ていたときは「すげーな、ジェットイラブ。日本一の芸人だ。」と思いました。
家に帰って落ちつくと、日本一というのは言い過ぎかなと思いなおしましたが、でもカルカルにいるときは日本一に思えるんです。
外から写真を撮るひとも
ジュリー完コピ
この日いちばん盛り上がったのは沢田研二の完コピショーを見せてくれた沢田王子でした。
ジュリーのレコードにあわせてパフォーマンスする、いわゆるエアーボーカルなのですが、そんな枠組みなんかどうでもよくなるくらいかっこよくてセクシーで、たぶん本物の沢田研二のコンサートより楽しいのではないかと思います(見たことないけど)。
あまりの会場の盛り上がりに、外を歩いている人が写真を撮るほどでした。
お客さんも楽屋も厨房スタッフも「ア~ア~」
翌日、イベントが楽しかったことを友人に説明しようとしましたが「とにかくすごかった」としか言えませんでした。
横山店長とまるでおなじです。
でも、とにかくすごかったんです。
会場にきていたお客さんも帰り際、「いやー、すごかったねー」と口々に言っていました。
たぶんみんな同じ気持ちだったと思います。
笑ったとか踊ったとか感動したではなく「すごかった」。
お台場王子たちを表現するのにいちばん適切な言葉だと思います。
(工藤 考浩)