“メンペ夏祭り”お台場にみたエンタメの奇跡(08.7.20ライブレポート)
2008年08月05日
初日0枚から、奇跡のチケット120枚完売!
僕たちスタッフは、これを「お台場、夏の奇跡」と呼びました。
メンペ夏祭り……平成のリアル絵師・金子ナンペイと、
フィギュア職人・デハラユキノリによるパフォーマンスユニット
「メンペ」(メンズペインターズ協会の略)のイベントが
7/20に行われました。
手書き看板に踊る「SOLD OUT」の文字
数々のイベントでにぎわう海の日のお台場に挑戦状を
叩きつけた「メンペ」でしたが、チケット発売初日、
ローソンチケット初動は、まさかの0枚だったのです。
ところが、ここからがすごかった。
次々にあがってくる「本気度100%」なプログラムの全貌……
それが、お客さんの心をつかんだのでしょう。
いつしかチケット枚数は膨れ上がり、
イベント前日についにチケットは完売したのです。
しかし、奇跡はここで止まらなかった。
エンターテインメントの神様はこの日、
間違いなくきっとたぶん、メンペに微笑みかけていたのです。
サービス精神が止まらない
腹芸パフォーマンス映像でイベントははじまりました。
お台場への挑戦状にふさわしい、濃厚な幕開けです。
濃厚なラブシーン
映像が終わると、
2人の美人が、愛の賛歌を歌いながらステージにのぼってきました。
と思ったら、メンペの2人でした。叶姉妹かと思うくらいのきらびやかさ。
可愛い白猫を抱えているのが金子ナンペイ氏(♂)
赤い方が、デハラユキノリ氏(♂)
軽妙なトークショーが繰り広げられます。
客席からは、笑いが止まりませんでした。
メンペは、いつもは代々木公園などの路上で
パフォーマンスをしていると言いますが、
流石、野外育ちあって鍛えられてます。
がっつりとお客さんのハートをつかみます。
配ったフライヤーにマークが書かれていたらプレゼント当選
ナンペイさんの書き下ろしイラストプレゼント。リアルすぎ……
ちなみにモバゲータウンポスターのよゐこを書いてるのもナンペイさんです
プレゼントタイムでは、イラストなどのオリジナルグッズの他、
「フードもしくはドリンクを500円分10名様におごります!」などなど、
太っ腹なプレゼントまで用意しておりました。
飲食売上増えてお店大喜び。
サービス精神が止まらないパフォーマンスがまだまだ続きます。
圧巻!チョコレートディスコ!!
第二部は、「相棒」のパロディ劇を映像も交えて上演しました。
名づけて、「チョコレートディスコ殺人事件」。
ミステリー劇とは気合入ってます。
気合はいりまくり。この人たち、「ガチ(本気)」です
人情劇を交えつつ、客席を巻き込んだ綿密な聞き込み調査
(実際は女性のメアドをきいてただけでしたけど)を経て、
犯人像を割り出していきます。お台場のテレビ局、顔負け。
聞き込み捜査中のはずが、なぜか女の子はアドレスを書いてた
“本職”のペインティングパフォーマンスで犯人像を割り出します
人力モンタージュ(画)により発覚した連続殺人真犯人を射殺
そして、ラストシーンでは、犯人に追悼の意を表して
メンペのふたりが、事件の元になった“あの曲”を完全コピーしました。
圧巻のパフォーマンスに、客席はもちろん、
スタッフ一同も惜しみない拍手を送ってました。
オトナの事情により、niftyに動画はあげられませんが、
YouTubeでたまたま見つけてしまったので、さりげなくリンクをはっておきます。
拍手喝采の中、最後の相撲パフォーマンスに突入。
「満員御礼!」の文字が、お客さんの目に焼きつきました。
(どこに書いてあったとかは、ここでは記しません。動画にて。)
実はナンペイさん、足を肉離れしていたそうで、文字通り体を張ったパフォーマンスでした。
ラストは「メーンッペ!!」の挨拶でシメ
原宿の路上から飛び出したパフォーマンスユニットが
屋根つきのお台場のカルカルを満席にし、
目が離せないステージを繰り広げました。
自分たちが面白いと思うことを
本気でやり通してお客さんを笑わせるっていうのは
実はとっても難しいことだけど、
0枚のスタートからそれを成し遂げた彼らを見て、
カルカルももっと、今まで以上に
お客さんを楽しませていきたい、
お客さんと一緒に楽しみたいと思いました。
「奇跡のエンターテインメントユニット。」
この日から、メンペをこう呼ぶことにしました。
是非、カルカル再来を!!
(河原あず/カルカルスタッフ)