アホアホ本エクスポ~大古本祭り!!・ライブレポート(東京カルチャーカルチャー店長・横山シンスケ)
2009年02月12日
アホな本をみんなでスライドで見てみんなで笑う「アホアホ本エクスポ」というイベントをやりました。
真面目に作った著者の意図を離れて、結果的に「残念」な、「笑うしかない」内容になってしまってる本を「アホアホ本」といいます。
そんなアホアホ本ばかりを紹介した本「アホアホ本エクスポ」が大ヒット。
中身はたとえば、猫愛好家達が猫とダンスしてる写真ばかりを載せてる「猫とダンス」という海外の本の紹介ですが、右ページのような事になってたりします。
なんだかとても残念。
説明があまりにヘタですいませんが、このイベントがミクシイニュースでも取り上げていただき、それが当事者の僕とかより明らかにミクシの方がわかりやすくこのイベントを説明してくださってるので、コチラの方がわかりやすいですので疑問符だらけの方はこちらを是非ごらんください(丸投げかよオレ)。
ミクシイニュース
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=44&id=744396
アホアホ本の中身をイベントで全ページは当然説明できないので、この日は「アホアホ本展示コーナー」と「アホアホ本古本販売コーナー」を作りました。
販売コーナー。大盛況。
展示コーナー。意外に女性ファンとても多し
でも真ん中の本とかそれでも説明不可能
というわけで「アホアホ本エクスポ」。もう全部紹介したいんですが、物凄い数のスライドだったので、できるかぎりで紹介させていただきます。
左から横山、飛び入りのニフティ購買部の森さん、デイリーポータルZの林くん、「アホアホ本エクスポ」著者の中嶋さん
僕も紹介。ヨメが古本屋で中身を見ずに買ったあの「ウォーリーを探せ」ですが。
ウォーリーに全部マルが埋めてある。秒殺でウォーリー発見。意味なし。
中嶋さん紹介の片平なぎさの「全国ゴールデンワイド旅劇場」という片平なぎさが全国を旅した写真の本だが、
なんと全部が写真合成。しかもあまりに大胆でシュールな切り貼り
全ページこんなシュールな写真合成。ようするに片平なぎさはどこにも行ってない
世の中にはこんな本がホントに存在するのだ。
林くん紹介の20年以上前の「プロ野球選手名鑑」ですが、なんと
選手の住所が全員まんま載ってる、信じられない
現代ならその住所をストリートビューで調べて見れたりもしますね
中嶋さん紹介のタイトルも、グリム童話みたいな表紙も、インパクトの塊の「60代の再婚」。
中身は凄すぎて説明できない
林くん紹介の「すすきのママ100人」というすすきののママさんを100人紹介した、タイトルまんまの本。
途中から100人足りなくなり、ニューハーフやお土産屋のおばさんまで出てくる
中嶋さん紹介の「ラジコンヘリコプター入門」という本だが、表紙の方が普通にラジコン大好きな著者の方だが、その方の服装センスが凄すぎて全編そこにしか目がいかない本。
結果的に「コワイ人の本」になってる
林くん紹介の「全国のだるまの本」。
全国にはまだまだすごいのがいる
中嶋さん紹介の個人的一番驚いた、アホアホ本というよりは感動した、というかあまりにすべてが謎で、とても貴重そうな全部コルクで作られた本
コルクの本。コルクの表紙
中もすべてコルク
中嶋さん紹介の昔のあまりにわかりやすくて凄い本
わかりやすい金持ち
林くん紹介の阪神淡路大震災の時の前兆ばかりを記録した本
だが中身は、
これ明らかに地震の前兆じゃなく、ただの寝言だと思う
中嶋さん紹介の「まちがいだらけの英単語」という本。
その名のとおり「英単語の正しく書き方」の本だが、
なんとこの本に、「この本の間違い訂正欄」があり、
この本自体が英単語を間違いまくってる。ダメすぎ。
林くん紹介の不幸な事件のみを載せたカレンダー本「ニッポン不幸カレンダー」だが。
不幸の温度差と時間差があまりにも激しすぎる
最後に飛び入りしてくださった森さんが持ってきた、矢沢永吉のベストセラー「成り上がり」のマンガ版
だが、
似てない上に絵がヘタ。全部残念。
こんな事を延々2時間やりました。 でも意外に評判がよかったので、できればまたやろうと思います。
「アホアホ本エクスポ」著者の中嶋さんが日々こういうアホアホ本を更新してる「アホアホ本エクスポブログ」も是非ご覧下さい。
アホアホ本エクスポ:http://ahoaho-expo.jugem.jp/
やはり著者の本人の意思を離れて、結果的にここで「笑われてる」という残念な本達ですが、
そういう「残念」である意味「どうでもいい本」を発見した時の、あの「これ誰かに見せてあげたい!!」というあまりに誰も共感しないけど、その凄いうれしい気持ちは、
言葉にするとその本に対する「愛情」と言ってもいいのではないかと、
僕は勝手に、ホント勝手にそう思ったりしてます。
(東京カルチャーカルチャー店長・横山シンスケ)