『劇-1(GEKI-ONE)バトル』ライブレポート:トーナメント形式のガチンコ即興劇バトル!(11.6/19開催)
2011年08月02日
トーナメント形式のガチンコ即興劇バトル、それが劇-1(GEKI-ONE)バトル。
お客さんから募集した即興劇のテーマとキーワードをもとに、
制限時間10分の間により面白い即興劇を演じたチームが勝ちというシンプルなルールです。
勝敗はお客さんの拍手の量で決まります。
果たして、最強の即興劇プレーヤーの栄誉はどのチームの手に?
参加するのは左から『インプロモーティブ』『両面ヒーロー』『宇宙食堂』
『GEKI-廣瀬団』『西口プロレス』の5チーム。
第1試合 宇宙食堂VS両面ヒーロー
注目の第1試合を戦うのは『宇宙食堂』と『両面ヒーロー』。
テーマは“ゆとり世代”
キーワードは“固め打ちかよ!”
いきなり難しいキーワードが出ました。
この“固め打ちかよ!”というキーワードは必ず劇中に入れなくてはなりません。
打ち合わせに許された時間はたったの30秒。
果たして、この2チームはどのような即興劇をするのでしょうか?
先攻の『宇宙食堂』はゆとり世代の女の子を誘拐する劇を披露。
即興とは思えないほど息の合ったコミカルな演技でした。
後攻の『両面ヒーロー』はバンパイアに立ち向かう人間の即興劇。
キーワードの“固め打ちかよ!”を強引にセリフに入れました。
結果は『宇宙食堂』が大差で勝利。
第2試合 西口プロレスVS GEKI-廣瀬団
続いて対戦するのは『西口プロレス』と『GEKI-廣瀬団』。
テーマは“睡眠”
キーワードは“お前、バクに夢食べられちゃうぞ”
……またまた難しいキーワードが出ました。
先攻の『西口プロレス』は、まず猪木さんのモネマネで会場の心をつかみ、
そのあとは独壇場。
修学旅行という設定で話を進め、最終的に得意のプロレスに持ち込みました。
後攻の『GEKI-廣瀬団』は『西口プロレス』のあとということで、かなりやりづらそう。
フジテレビの模型を作る人の劇を演じましたが、果たして勝敗の行方は……。
激戦の第2試合。
勝者は……『西口プロレス』!
『西口プロレス』はこの勝利で決勝進出を決めました。
第3試合 インプロモーティブVS宇宙食堂
続いては『インプロモーティブ』と『宇宙食堂』の対決。
テーマは“小学生も楽しい”
キーワードは“みんなドキドキ”
このお題を考えたのは小学3年生の女の子。
果たして、2チームは小学生を満足させることが出来るのか!?
先攻の『インプロモーティブ』は、なんと打ち合わせ時間0秒で劇に入りました。
これぞまさに即興劇!
コンビニを舞台に繰り広げられる4人のテンポのいい会話で、10分があっという間。
後攻の『宇宙食堂』は第1試合で勝利した勢いをそのままに、
子役とファンがおもしろいやりとりをする即興劇を披露。
勝てば決勝進出のこの試合。
勝者は……『宇宙食堂』!
決勝戦 宇宙食堂VS西口プロレス
いよいよ優勝をかけた最後の戦い。
2回勝ち抜いて勢いに乗っている『宇宙食堂』と
一瞬で会場の空気を味方にする圧倒的な存在感の『西口プロレス』。
テーマは“ホストクラブ”
キーワードは“そんなに見つめないで、可愛い子猫ちゃん”
決勝戦に相応しい? テーマとキーワード。
果たして、2チームはどのような即興劇を見せてくれるのか?
先攻の『宇宙食堂』はナンバーワンホストとそのお客さんのギクシャクした関係をみごとに即興で演じました。
後攻の『西口プロレス』はバンドマンの話からやっぱりプロレスに持ち込む展開に。
接戦の末、勝者はなんと『西口プロレス』!
劇団ではなくプロレス団体が、
みごと、第1回劇-1(GEKI-ONE)グランプリに輝きました。
(ライター・たまに大阪)