カルカルの超人気イベント「駄目な文房具ナイト」「B級スポットナイト」「アホアホ本エクスポ」「いんちきおもちゃ大図鑑」「バカレコードナイト」が今年も年末奇跡の大爆笑大集結!!『最ダメ大賞2011~駄目な文房具・B級スポット・アホアホ本・いんちきおもちゃ・バカレコード~2011最ダメ決定戦!!』ライブレポート(11.12/28開催)
2012年01月11日
カルカルの超人気イベント「駄目な文房具ナイト」、
「B級スポットナイト(※)」、「いんちきおもちゃ大図鑑」、
「アホアホ本エクスポ」、「バカレコードナイト」の出演者が
今年も年末のお台場に奇跡の大集結!!
(※今回からB級スポットも新たに加わりました)
ダメコレクター界の頂点に君臨するカリスマ達が
2011年にカルカルを笑いの渦に巻き込んだ
数々のダメすぎるネタを引っ提げてプレゼン合戦を展開!
これぞ「超豪華脱力系残念エンターテイメントショー」!
Ust中継なし!カーテンをぴったりと閉めてガッチリガード!
厳戒態勢の中、危険すぎるネタが次々と投下された。
ダメだからこそ可愛い!
ユルいからこそ胸を打つ!
なぜか世に出てしまったダメすぎるコレクションで
2011年を笑い納めだ!
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【出演者紹介】
初っ端から呼び込みの順番を間違えたり、
プレゼン順を間違えてアナウンスしたり、
どこか調子のおかしい横山店長…。
この時点で既にダメオーラに侵されていた…!?
この他にサプライズゲストが2名。
まぁ、間違った意味での”サプライズ”なのだが…
(モザイク御免!)
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【1回戦】
≪駄目な文房具・その1/きだて氏≫
直訳すると「正直者の鉛筆削り」。
ピノキオは嘘をつくと鼻がドンドン伸びていくが
これは鉛筆削りなので逆に鼻が短くなっていく。
つまり、嘘をつかない=正直者だ。
これは駄目な文房具と言うより
なかなかウイットに富んだ秀逸な商品であるように思える。
でも、やっぱりアウト感が漂うのは表情せいだろう。
本物の質感そっくりに作られたベーコンと野菜の付箋紙を
パンとチーズを模したメモ帳で挟んだもの。
とても文房具には見えない。普通に食べられそうに思えてしまう。
きだて氏「2011年は定規が結構熱かった!!」
客席「……???」
横山店長「お客さん誰一人としてピンときていない!(笑)」
ヂン氏「僕も定規なんて今年1つも買わなかったですよ!」
まぁ、でも、色モノ文具のカリスマ・きだて氏がそう言うのだが
きっとそういうことなのだろう!(たぶん…)
では、具体的にその熱かった定規を見ていこう。
写真のように定規をビヨ~ンと鳴らして演奏する。
良く見るとちゃんとコードが書いてあって
机の縁にその線を合わせることによって演奏が出来る仕様。
皆さんも定規で音楽を始めませんか?
ジョーギで戦う新感覚バトル!
…と言ってもなんのことだかさっぱり分からないのだが、
どうやら2本の定規を向かい合わせて戦うゲームらしい。
1cm間隔で目盛のところに付いているLEDが
流れるように点灯しながら移動する。
それを相手側がボタンをビタオシ(目押し)することで
所定の位置にピタッと止めるというゲームだ。
2本の定規は赤外線で通信を行っており、
メモリも内蔵していてゲームに勝つと経験値が貯まり
レベルアップしていくというハイテク定規。
きだて氏曰く
「これは定規だから学校に堂々と持っていけます!」
いや、でも見つかったら没収だろう…。
見ての通り先端が孫の手になっている定規だ。
(ちなみにイギリス製)
赤青3Dにはたして需要があるのかどうか…。
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≪B級スポット・その1/ヂン氏≫
今年から最ダメ大賞に加わった「B級スポット」。
あえて説明はいらないと思うが
誰も行かないような観光地や、嫌な場所、変なお店等を
ひたすら巡礼していくというワケだ。
屋内外に2万個という尋常ではない数の仮面が飾られている。
B級スポット業界では有名すぎる施設の一つ。
屋内にはピラミッドパワーに満たされた瞑想室もあり、
ここで瞑想すると難病が治ったり願いが叶ったりするらしい。
ピラミッド温泉の名物は「ピラミッド女将のショータイム」!
ついでに、もう一つ温泉ネタ。
反対側はとんでもないコトになっている…
(※震災の影響ではありません←撮影は震災前)
この状態で普通に営業しているというから驚きだ。
ヂン氏が宿の従業員に話を聞いたところ
「源泉が強いアルカリ性なので木が朽ち果てた」とのこと。
いや、だからと言って無対策すぎだろう…。
我こそは武田信玄の亡霊じゃ!!
もう争いはやめい!
ノーモア関ヶ原の合戦じゃ!
横山店長
「ひとつの画面に情報があり過ぎますね…(苦笑)」
ちょっと歴史を齧っている人なら分かると思うが、
武田信玄なら関ヶ原の戦いの前にとっくに死んでいる。
信玄がここに出てくるのか意味がさっぱり分からない。
戦国武将が「ノーモア」とか言っているのもどうかと思う。
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≪いんちきおもちゃ・その1/いんちき番長≫
完全なパチモノでありながら
グリップの部分が線路になっているなど
局所的に無駄にクオリティが高くて戸惑ってしまう。
目の位置がなかなか定まらない…。
いんちき番長
「ウチの子供は良く考えたらすごく可哀相。
偽物ばかりで本物を見たことがない!」
客席「……!!(爆笑)」
でも、これは酷い。
このおもちゃの正体は便器型の貯金箱。
コインを入れるとアクションを起こすガジェットらしい。
…と思いきや、ドラゴンなんちゃらを思わせるキャラが!
いんちき番長のプレゼンには
実はもっと刺激的なネタがたくさんあったのだが、
なかなか危うくてここには載せにくい…。
これ以上の危険なネタは
カルカルにご来場の上、ご覧ください。
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≪アホアホ本・その1/中嶋氏≫
中嶋氏が今回紹介するアホアホ本は…
アマチュア女装交際誌「QUEEN」。
隔月誌なのにこの号が”第84号”。
かなりの長期に渡ってその道のファンに愛読されてきたようだ。
お値段は2500円とやや高め。
場内騒然…!!
中嶋氏
「最近話題のZINEにもこんな本がありますよ!」
アホアホ本と言うよりは色んな意味で「ヤバイ本」の紹介であった。
…というか、
年末のお台場でカーテンを閉め切って
いったい何をやっているんだか…。(汗)
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≪バカレコード・その1/森氏≫
挨拶代わりの一発目がコレ!
いきなりの”時事”ネタ。(笑)
確かに2011年を象徴する人には違いない。
歌詞が全然幸福じゃない
(いやだー いやだー いやだー いやだー いやだー)
誰がどう見ても『不幸ルンバ』。
ダジャレもダジャレだが、
曲を聞いてみると「兄イヨ」絡みのフレーズはどこにも出てこない。
単にダジャレを言ってみたかっただけというレコードだ。
インベーダーっぽいサウンドに「ドドンドがドン!」を重ねて、
そこに全く覇気の感じられないヴォーカルが加わった作品。
森氏曰く
「おそらく日本で最もやる気にない音頭!」。
『原子力音頭』
製作:原子力開発10周年茨城県記念行事運営協議会
おばかレコードというよりは
作った人に「バカ野郎!」と言いたくなるレコード。
東海村を中心とした原発関係者が製作したモノで
当然、行政側(原発推進側)の都合良いように
原発を賞賛しまくる歌詞が延々と続く。
「どのように原発が推進されてきたのか」を検証したり、
原発の是非を改めて考え直す材料として
また違って意味で多くの人に知ってもらいたいレコードである。
/*— 以上で1回戦終了 —*/
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【休憩時間】
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≪駄目な文房具・その2/きだて氏≫
きだて氏の2本目のプレゼンは
数ある文房具の中からペンのみに着目して展開!
1回戦で登場した「まごの手定規」のボールペン版。
軸を引っ張って伸ばすと猫の手から爪が飛び出るガジェット。
より気持ち良く使える完成度の高い商品になっている。
なにかと物騒な時代。
我が身を守る文房具があってもいいじゃないか!
極めつけがコレ!(↓)
イスラエルでUZIという機関銃のブランドがあるが
その会社がオフィシャルグッズとして製作したもの。
れっきとした軍事用の護身ボールペンだ。
強化アルミで作られたボディはナイフなどで襲われても
防御できる強靭さを備えている。
タクティカルペンにはいくつかのタイプが存在するが
今回、きだて氏が紹介してくれたペンの最大の特徴は…
クラウン状の金具で急襲してきた相手の皮膚をえぐり取り
DNA鑑定することで襲ってきた相手を特定する。
ボールペンだけどコレ、持ち歩いていたら
そのうち銃刀法違反とかになったりするのだろうか?
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≪B級スポット・その2/ヂン氏≫
またしても危ういネタが登場…。
B級スポットの2本目のネタは
上野にある”いわゆるお人形さん”の展示場。
そのショールームの一角で
「キャンディガール写真コンテスト」
なるものが開催されていたという。
要するにお人形のユーザーさんが
”自分の娘”の写真で紹介するコンテストだ。
そのクオリティが凄まじいという…。
ヘビーユーザーさんは複数のドールを所有しているので
スタジオを借り切って本格的に撮影していたりもした。
スタジオで撮影された作品に触発されてか、
一人っ娘ユーザーさんも負けじと娘を野外に連れだして応戦。
山や海、公園など屋外で撮影された作品が続々登場。
そして、ついに…
ヂン氏「これ、お台場ですよ!」
横山店長「近づいてきましたね…!!」
そんな中、最もインパクトがあった作品がこちら!(↓)
全員「ええええええ----!?!?」
詳しい重量はまではちょっと分からないが、
シリコン製で中に金属のフレームが入っているらしいので
決して軽くはないはず。ステージ上では
「20~30kgはあるんじゃないか」という推測だった。
良く見ると後ろに力尽きて倒れている登山者が2名。
もし彼らが人形を運んできて力尽きているのだとしたら
とんでもなくシュールな写真と言えそうだ。
…というか、このネタ大丈夫なの???これをレポート化するライターの立場にもなってください。(汗)
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≪いんちきおもちゃ・その2/いんちき番長≫
いんちき番長の2本目は乗り物系、いわゆる「ライド」に着目。
この写真だけ見ると「台湾もそうなんだ!」と思ってしまいがちだが、
例えば、次の2枚の写真のように…
台湾は一応ちゃんとした場所ではちゃんとしているのが救いかな。
(上海のトイざラスはどうしてこうなった!?)
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≪アホアホ本・その2/中嶋氏≫
中嶋氏の数あるコレクションの中には
「一般人のアルバム」というカテゴリが存在する。
にわかに信じ難いが、一般家庭のアルバムが
古本屋で普通に売られていることがあるらしいのだ。
中嶋氏はそれらを見かけるとついつい買ってしまうのだという。
そのアルバムネタを紹介してくれた。
ところが中を開いてビックリ!
考えられることとしては医学書は高価なので
写真に撮ってアルバムに保管していたのではないか…と。
(今で言う自炊に該当するのかな…???)
たまたま余っていたページに一時的に貼った写真が
そのままになったのではないかという意見が多かったが、
これまでに見てきたのは結婚式を挙げているその二人の
骨の写真なのではないかという怖い話も…。
いずれにしてもこれが古本屋に売られているというのは
非常に不可解というか不思議なことだと思った。
中嶋氏
「古本屋で買った家族アルバムとはいえ
何度も眺めていると情が移ってしまうんですよねぇ」
稀に成長前と成長後の両方のアルバムを入手できることがあって、
その時には本当に感動するという。
きだて氏
「中嶋さん目が我が子を想う親の目になってるー!」
他所の家庭のアルバムを買うことの是非はともかく(笑)
中嶋氏が繰り出すスライドを見ていると
「情が移る」というのは凄く分かる気がしてきた。
成長してく姿がまさにそこにあるのだから…。
中嶋氏
「古いアルバムもいいけど女子高生のプリ帳が欲しい!」
おひ、調子に乗るなよ、、。
/*— 女子高生の皆さまへ –*/
プリ帳は大切な青春の思い出として自己管理しましょう。
古本屋に売ったりすると年末のお台場でネタにされますよ!
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≪バカレコード・その2/森氏≫
トリは”おばかレコード”!
田中音頭を歌っているのは三波春夫。
三波春夫はこの手の一風変わった音頭が得意中の得意。
そして、本日最後のネタ!!
ある日突然、ニフティ宛てに1枚のCDが送られてきた。
それがこの嶺鶯(みねうぐいす)さんのアルバムだ。
嶺鶯さんはキングレコード所属の演歌歌手。
自称”八王子の美空ひばり”。自ら作詞・作曲も手がける。
これまでに「八王子ルンバ」、「ああ大学生」、「アメリカンタンゴ」、
「新宿チャチャチャ」などの曲をリリースしている。
特筆すべきは経営学者でもあり経営学の博士号を持っており
大学等で教鞭も取っている立派な先生でもあること。
とにかく作風が無駄に素晴らしい!
ただ歌うだけではなくアニメーションと
ともに
”映像で魅せる”ことを信条としている。
Youtubeのキングレコード公式チャンネルに
嶺鶯さんの歌がUPされているので是非覗いてみよう。
歌声と”映像”に心を奪われること間違いなしだ。
以上で3時間に及ぶプレゼン合戦が終了!。
実に頭の痛くなる戦いだった…。
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【2012年はこれが来る!】
最後に今回プレゼンを行ったカリスマ駄目コレクターが
2012年の駄目トレンドを大予測…!!
きだて氏
「2012年はいろいろなモノが大きくなります!」
ヂン氏
「B級スポットの再生に期待!」
長引く不況でB級スポットは年々数を減らしている。
そんな中でも頑張っていた東北地方のB級スポットを
3.11の東日本大震災が直撃した。
しかし、ヂン氏のもとに「かっぱ村」の主から連絡が!!
なんと「今、新しいモノを作っている」とのこと!!
被災地のB級スポットだって頑張っているのだから
我々だってもっともっと頑張れるはずだ!
そして、アホアホ本分野では2012年に来そうなものとして
中嶋氏
「開運系の雑誌に再注目してみたい!」
この手の雑誌には所謂「幸運のペンダント」などの
開運グッズの広告が数多く掲載されているが、
中嶋氏によればそれらの広告も非常に多様化してきていて
改めて眺めてみると非常に興味深いと言う。
コレ(↑)をどう思うかは皆さまにお任せしたい。
とりあえず横山店長がこの雑誌を
ムチャクチャ欲しがっていたのが印象的だった。
横山店長「よつば、コレは絶対来ますねっ!!」
ホントかな…。(←小声)
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【まとめ】
今年も大盛況のうちに最ダメ大賞決定戦が終了!
震災後しばらくはおバカネタが全くできないような
非常に重苦しい空気に日本中が包まれたが、
前を向いて力強く歩んで行くためには、
時には辛いことを忘れてバカに興じることも必要だろう。
この夜、カルカルに集まった人達も
きっと2011年は色々あったのではないかと思う。
「最ダメ大賞2011」でキッチリ笑い納めたところで、
2012年も頑張っていきましょう!
(ライター・GAMA)