椎名誠 旅する文学館 presents 「最初から乾杯だあ!『にっぽん全国百年食堂』 刊行記念トークライブ」ライブレポート:世界中で、百年食堂で、コンビニでこんなものを食ってきた(13.2/3開催)
2013年02月11日
百年近く、あるいは百年以上もの間、長く続いてきた食堂がある。
だが、百年続いたからといって、その店が必ずしも美味いわけじゃない。
仕方がなく百年というのもある・・・でも、考えてみると、
百年続けるには少なくとも一つの店が三代くらい続かないといけない。
そこがエライ!
そのようなコンセプトで、百年を基準に長く続いてきた町の食堂を取材し、
その成果をまとめた本「にっぽん全国百年食堂」がついこの間発売されました!
今回のイベントはその百年食堂の著者・椎名誠さんが登場です!
椎名誠 旅する文学館 presents
「最初から乾杯だあ!『にっぽん全国百年食堂』 刊行記念トークライブ」
百年食堂ってイイ言葉ですよね。
長く続いた歴史とか風格とか、そういうものとは少し違う何かこう・・・
暖かみというか懐かしさというか、ノスタルジーを感じさせてくれます。
椎名さんファンで満席のカルカル!
お客さんの中には、椎名さんと八戸の種差海岸を歩く
トレッキングイベントに行ってきた方や、娘さんが椎名さんの影響を受け、
あちこち旅行して何でも食べるようになったと話すお母さんもいました。
発売されたばかりの新刊も用意。
「旅する文学館」によると、著書の数は200冊以上あるそうです。
百年食堂・特別メニュー、まずは椎名さんが発明したしゃぶしゃぶ風ワンタン鍋。
ワンタンの中に餡を入れず、ワンタンと肉団子を別々にしているのがポイント。
つるっとしたワンタンの舌触りが純粋に楽しめて、
かつ、肉団子からワンタンのフィルタを通すことなく直接ダシが出る。
これ、めちゃくちゃ美味かった!
そして、椎名さんが学生時代の下宿生活で食べていたという懐かしのコロッケ煮。
まるでカツ丼のようなたたずまい。思わず白いご飯が欲しくなるではないか!
でも、ご飯無しでも結構ズシッとくる一品です。
飲みものメニューも充実。
ゴーヤ汁とオリオンビールをミックスしたゴーヤビールは、
暑い気候の地域特有のスッキリしたビールの苦味とゴーヤの苦味がピッタリ!
沖縄と沖縄の組み合わせ、合わないはずがない。
コーヒー焼酎はコーヒーゼリーを液体にして飲んでいるような感じかな。
これが結構美味しくて、ぐいぐい飲んじゃうんですよねー
料理との相性もイイですよ。
そして18時・・・
椎名誠さん、カルカルに登場!
ステージに上がっていきなりの乾杯にお客さんビックリ!
西澤 亨さん
司会進行は雑誌「自遊人」の編集者・西澤さん。
百年食堂の企画を立ち上げたのが西澤さんで、
長く続いてきた町の食堂を椎名さんと一緒に取り上げてみたかったといいます。