「あらゆるものをイベントに!」渋谷のイベントハウス型飲食店

【 イベントレポート 】

魔法少女と物理学の意外な関係!?:『すごい宇宙講義』(イーストプレス刊)発売記念イベント!理学博士・多田将先生の「すごい宇宙講義」 ~すごい完結篇~

2013年06月21日

●第三章 “第一章のはなし『シュタインズゲートとCELN』”
P1030687
多田
シュタインズゲート、これもなかなか面白い作品です
「時間レンジっていう機械で記憶を過去にタイムリープさせるっていうあらすじなんですが、そこに加速器が登場します」
P1030696
P1030699
多田
この作品、CERN(=欧州原子核研究機構)もでてくるんです
テリー
「CERNですか」
多田
「CERNっていうのは欧州で共同出資で運用されている世界最大のLHC(大型ハドロン衝突型加速器 )施設です。
シュタインズゲートでは、ここでブラックホールを作ろうとしているといった設定になっています。
しかしここで理論上作成可能なブラックホールは一瞬と呼べないほどのごく短い時間しか存在できません」
テリー
「じゃあ、ブラックホールは作れないって考えた方がいいですかね?」
多田
なにより共同出資の機関なんで、勝手にそんなことする権限もないです(笑)
多田
「LHC繋がりで、情報を圧縮させるために主人公たちもLHC(大型ハドロン衝突型加速器 )を使うんですが、情報は圧縮しちゃったら元に戻せないので…コンセプトはいいと思ったんですが、これもちょっと非現実的な設定でした」
●まとめ
多田
「ここまで3つの作品を例に挙げて矛盾点を突いてきましたが、全体的に見ればとってもよくできてるんですよね。
こういった話をした後に言うのもなんですけれど、重箱のスミをつつくようなことはしないで、純粋に作品を楽しむべきだと思います!(笑)
「というわけで今回のまとめはこちらになります!」
P1030726
いろいろ調べてよく出来てるとゎ思うよ、
しかし、細かく見ると・・・(´・ω・`)
細かいことなんか気にせずに、
作品を楽しもうぜ (*゚∀゚)b!
多田
「やっぱり純粋に作品を楽しむのが一番です! ありがとうございました」
テリー
「多田将先生ありがとうございました!」
――――――――
●講師紹介(敬称略)
多田将
P1030647
1970年大阪府生まれ
京都大学理学研究科博士課程修了。
京都大学化学研究所非常勤講師を経て、現在、高エネルギー加速器研究機構・素粒子原子核研究所助教。
昨年、『すごい実験――高校生にもわかる素粒子物理の最前線』を出版し話題に。東京カルチャーカルチャーでは、定期開催している「すごい授業」講座を担当。
著書
『すごい実験 ~高校生にもわかる素粒子物理の最前線~』(イーストプレス刊)著者
●司会
テリー植田
P1030719
東京カルチャーカルチャーイベントプロデューサー
(ライター:オダツカナ