「あらゆるものをイベントに!」渋谷のイベントハウス型飲食店

【 イベントレポート 】

リアルドイツをドドンと暴く、あのイベントがご要望に応えて一年待たずに復活!『ドドンとドイツ!!2 ~またお台場におジャーマンしますヨ』ライブレポート(16.3/26開催)

2016年04月16日

【第2部 キワドイツ】

前回はドイツ雑誌のダークサイドをたっぷり語ってくれたマライさんによる「キワドイツ」コーナー。今回はドイツのテレビ番組についてです。報道と表現の自由が憲法で保護されているドイツのテレビ番組はもはや何でありの世界でした。日本では遠慮してしまうような過激な内容でも平気で放送してしまうから凄い。「ドイツの民報のテレビ番組は本気でヤバイです!」とフロリアンさん

キワドイツ!
キワドイツ

1.ドイツのテレビ史

ドイツでテレビ放送が始まったのは1935年。実はこれが世界最初の定例放送開始でもありました。しかし、民放の歴史は非常に浅く、民放のよる放送が始まったのは1984年のこと。ちなみに日本で民放が始まったのは1953年なのでドイツはそれより30年も遅れて民放が始まったことになります。チャンネルは主に3つでRTL(エル・テー・エル)、SAT1(ザット・アインス)、PRO7(プロ・ジーベン)。ドイツの民放はある局がクイズ番組を始めると他局も追随してクイズ番組を始め、また、ある局がトークショーを始めるとやはり他の局もトークショーを始める…といった具合に横並びの傾向が強く、ドイツでテレビをつけると民放はだいたい同じような内容の番組が同じような時間帯に流れているそうです。

2.ドイツのテレビ番組史

1980年代は比較的真面目なクイズ番組が中心。しかし、徐々に刺激を求める方向へシフトしていく…。そして1990年代に入って誕生した衝撃のドエロ・コメディ番組が「TUTTI FRUTTI」。この番組は後に日本テレビの番組「世界丸見えテレビ特捜部」で「ドイツが誇る超低俗番組」と紹介されるほど、とにかくやりたい放題の番組内容。中でもセクシーな女性ダンサー”TUTTI FRUTTI-GIRLS”が艶かしく踊るチンチンバレエ(Ballett Cin Cin)のインパクトが凄い。

80年代はクイズやゲームショウが中心
80年代の民放
(アタック25の原型のような形式のクイズ番組)

日本だっら一発レッドカード必死の「チンチンバレエ」
チンチンバレエ
(教育的事情によりモザイクかけました)

やがて、トレンドはトークショーへ。トークのテーマはやはり”何でもあり”。例を挙げると「俺はどんな女でも口説ける!」、「切った爪を集めている女性」、「マリファナを吸っているけど、それが何か?」、「ダーリン、お願い、お風呂に入って!」、「デブが嫌い!」、「私はヴァンパイアです」…等々、今のYhaoo知恵袋の釣り質問みたいなものばかり。

その後、2000年代に入り人気を博したのが裁判番組。これもやはり横並びでどの局でもやっていたそうです。初期の頃は実際に起きた事件を実際の裁判所の映像を使って、真面目なドキュメンタリーとして放映していましたが、そこはなんでもありのドイツの民放。やはり刺激を求める方向へ舵を切っていきます。スタジオに裁判所のセットを作り、本物の裁判官、本物の検察官を呼び、被告人・証人・傍聴人などは素人が演じるといった形の裁判ショーへと変わっていきました。何やら破廉恥な事件の裁判も。(事件自体はフィクションです)

裁判ショー
裁判ショー

「キラーバ●ブ殺人事件」の裁判
キラーバイブ殺人事件
(これが昼間の3時の番組というから驚きでしかない)

今でもやっている比較的新しい番組として紹介されたのは奥様交換番組。一瞬良からぬ想像をしてしまいましたが(苦笑)、奥様を交換することで家事や子育てなどライフスタイルにおけるカルチャーショックを体験することでその家庭の問題を炙り出して改善していこうという趣旨の番組でした。しかし、考え方も風習も育った環境も大きく異なる東の家庭と西の家庭の奥様を交換したり、或は、裕福な家庭と貧しい家庭との間で奥様を交換したりといった無茶振りも多く、時々カルチャーショックどころではないエグイ映像がお茶の間に流れることも。

奥様交換番組
奥様交換番組

お前がやっているのはロマンチックではなくエログロだ!
奥様交換番組より

あんな傲慢でビッチの言うことこ聞くつもりがない!
奥様交換番組より2

なんだか壮絶な修羅場になっていますが…。(汗)

3.ドイツは毎年同じ番組を見る!?

ドイツでは毎年大晦日に「Dinner for One」というテレビ番組を見るのが国民的行事になっているそうです。日本でも大晦日には恒例の紅白歌合戦が放映されますが、日本の紅白歌合戦はその年毎に出演歌手や演出が異なりますが、ドイツの「Dinner for One」は毎年毎年全く同じ番組が放送されます。

ドイツの大晦日はコレ!「Dinner for One」
Dinner for One

「Dinner for One」は1963年にイギリスの演劇作家によって書かれたコメディ。ドイツの番組ですが全て英語で話が進んでいきます。登場人物は90歳の誕生日を向かえるお婆さんとその執事。お婆さんは自分の誕生日に毎年4人の友人を招いていましたが、その友人達は皆、亡くなってしまいました。お婆さんは高齢で目が悪く、頭もちょっとボケてきているので4人の友人が亡くなっていることに全く気がついていません。それを見た執事がお婆さんのために、あたかもそこに4人の友人達がいるかのようにコミカルに代わりを演じていきます。