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【 イベントレポート 】

毎月第3水曜日は、みやぎ水産の日!『みやぎ水産の日「銀ざけ&ホヤで酒まつり!』ライブレポート(16.5/18開催)

2016年06月10日

【ほやの旅】

デイリーポータルZライターの玉置さん。元々東北地方が大好きで宮城県にも何度も旅行で訪れていたそうですが、ある時、ホヤを食べる機会に恵まれ、「これはウマイ!」と大感動。「産地に行ってホヤを食べたらもっと美味しいに違いない!獲れたてのホヤを食べてみたい!」と宮城県のホヤの養殖の取材に向かったのが2008年のこと。以来、毎年のようにホヤ目当てで宮城を訪れています。

1)初めてのホヤ取材(2008年)

ホヤの取材を決めた玉置さんは、宮城県漁業共同組合に連絡を取り、紹介された寄磯(石巻市)の漁師・サイトウさんのもとを訪れます。そして、ホヤの水揚げに同行させてもらうことに…。

寄磯のホヤ漁師・サイトウさん宅へ
寄磯のサイトウさん宅

サイトウさんの船で港から10分ほど行くと、沢山のウキの並んだホヤの養殖場に到着。そのウキの下にはロープがぶら下がっていて、そのロープを引き上げると…、

くす玉サイズのホヤの塊(集合体)が!
ホヤの塊

宮城県で水揚げされるホヤの多くは養殖物。牡蠣殻にホヤの種苗を着床させたものを2年半~4年ほど海に沈めておくと、このようなホヤの塊に育つそうです。

[豆知識:養殖物と天然物の見分け]
養殖のホヤは互いに密集しているので脇にゴツゴツした突起がない。天然物は単独で存在するのでゴツゴツがある。

これがホヤの実物
ホヤの実物

ホヤには2つの突起があり、ひとつが(+)字をした入水口、もうひとつが(ー)字をした出水口で、入水口から海水を吸い込み、海水中のプランクトンを漉し取って 出水口から不要な残滓や海水、排泄物を排出します。育った海の旨味をその体にギュッと蓄えながら成長していきます。

漁師さんが水揚げしたばかりのホヤを剥いてくれた
ホヤを剥いてくれた

玉置さん、採れたてホヤホヤのホヤを実食!
採れたてホヤホヤ

採れたのホヤは臭みが全くなく「とんでもなく美味しい」と玉置さん。

2)女川の「ほや祭り」を取材(2010年)

2010年には女川の「ほや祭り」の取材へ。まさに産地の”お祭り”でしか食べられないような”創作ホヤグルメ”を食べ歩いてきたそうです。

2010年 マリンパル女川で開催された「ほや祭り」
女川ほや祭り

ほやたまご
ほやたまご
(ホヤそのものでタマゴを包んでいる)

ほやばくだん
ほやばくだん

(ホヤにかやくご飯を詰め込んだもの。ホヤめし)。

焼き鳥…ではなく、焼きホヤ
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女川滅物「ほやチンコ」…???
ほやチンコ

これはパチンコの玉の代わりにホヤを投げ込み、所定の場所に入ると沢山のホヤがもらえるというもの。「ほや」が平仮名であるためにどうしても後ろの3文字ばかりに目が行ってしまいますが、テレビ情報番組でも度々紹介されている立派な女川名物です。

3)震災後の宮城のホヤ

2011年3月11日、東日本大震災発生…。
ホヤの養殖場は津波で壊滅的な被害を受けました。

2012年7月寄磯。津波で全てが流されてしまっていた。
震災後の港

ゼロから再出発を余儀なくされた宮城のホヤの養殖。既に述べた通り、ホヤの養殖には種付けから水揚げまで最低でも2年半を要するため、震災後まったく水揚げのない時期が長く続きました。それでも諦めなかった漁師さん達の努力が実を結び、2014年、ついにホヤの水揚げが本格的に再開!

2014年、ついに宮城のホヤが復活!!
ホヤの水揚げが再開

玉置さんは2014年6月に寄磯港の復興感謝祭を訪れます。そして、そこで2008年の初取材の際にお世話になったホヤ漁師のサイトウさんとも再会を果たします。

サイトウさんとの感動の再会!(客席から拍手が…)
サイトウさんとの再会

そして、女川では名物の大きなアレも復活しました。

復活!ほやチンコ!
ほやチンコ大復活

昨年は田山さんの「ほやほや学会」のツアーに参加して宮城を訪れた玉置さん。これからも新鮮なホヤを求めて、宮城へ通い続けるそうです。

昨年のほやほや学会主催ツアーでのホヤ水揚げ体験
ほやの水揚げ体験