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【 イベントレポート 】

水族館プロデューサー中村元 presents 『中村元の超水族館ナイト2016夏~遺伝子は発情する!~』ライブレポート(16.6/19開催)

2016年09月01日

【後半の部】

休憩を挟んで第2部がスタート!

スペシャルゲストの内田春菊さんが拍手に迎えられて登壇!
ギターを抱えブルースでの挨拶に客席は大盛り上がり。


スペシャルゲスト、内田春菊さん

内田春菊さん

春菊さんは大の水族館好き。「水族館に布団を敷いて寝るのが夢なんです」と目を輝かせて語ります。日本の水族館はこれまでに50~60館ほど回っていて、その他、雑誌の取材で海外(特にヨーロッパ)の動物園・水族館にも足を運んだことがあるそうです。

春菊さんは2001年に『水族館行こ ミーンズ I LOVE YOU(角川文庫)』という本を出しています。これは「水族館には好きな人と行きましょう」といった趣旨のイラスト満載のエッセイ本で、日本各地の水族館を回りながら、そこに至るまでに気づいたこと、感じたこと、水族館で興味を引かれたことなどが記されています。中村さん曰く「言うなれば僕の水族館ガイド本よりも遥か前に出された水族館ガイド本の走りやな!」。

中村さんと春菊さんの出会いは春菊さんがその本のための取材で鳥羽水族館を訪れた時のことだそうで、春菊さんは当時の中村さんの印象を本の中で「企画室長のくせに無線電話をもって館内を歩く姿はどう見ても専属ホストにしか見えない」と綴っています。松島トモ子さん(第20回ゲスト)にはペテン師と呼ばれ、春菊さんには専属ホストと呼ばれ…。中村さん、さすがです。(笑)


「中村さんは場違いなほど水っぽかった」と春菊さん

初めて出会ったの当時の印象を語る

春菊さんの水族館本を手に当時を振り返る中村さん
春菊さんの本を手にする中村さん


水族館行こミーンズI Love You(2001/角川文庫)

水族館行こミーンズI Love You

春菊さんの本の鳥羽水族館のページを開いてみると、印象に残ったものとして、前半の部で話題となったジュゴンのじゅんいちとリーフィーシードラゴンのことを綴られていました。

春菊さん
「リーフィーシードラゴンは初めて見た時は本当にビックリしました。こんな素晴らしい生き物がいるなんて!…と。」

ちなみに日本で初めてリーフィーシードラゴンを水族館に入れたのも実は中村さんなのだそうです。リーフィーシードラゴンは海藻(褐藻類)そっくりに擬態するので発見が難しく、当時は採集が困難だったそうですが、それでも入手してしまうのが中村さんの凄いところ。

鳥羽水族館のページを開くと…


リーフィーシードラゴンとじゅんいちについて書かれています

リーフィーシードラゴンとじゅんいち

春菊さんは昔からシーラカンスに強い興味を持っていて、これまでに沢山のシーラカンスの絵を描いてきています。春菊さんの処女作にあたる四コマ漫画のタイトルも「シーラカンス・ブレイン(1984)」。人気作品では「シーラカンスOL(1989)」などがあります。

春菊さん
「恐竜に尾を踏まれて3日ぐらい経ってから”痛っ”と言うぐらいボーっとしたキャラクターのシーラカンスを沢山描いてきました。シーラカンスって大きな魚なのに脳が5gぐらいしかないと聞いてます。おおおらかで進化することすら忘れてしまったシーラカンスに単純に強い憧れを持っていたんです。」

中村さん
「確かに春菊さんの描くシーラカンスは何にも考えていない顔をしているなぁ。」

ちなみに鳥羽水族館にはシーラカンス用の水槽が設置されています。もちろんそこにシーラカンスの姿はなく、映像が流されているだけなのですが、中村さんによればその映像は実際に鳥羽水族館が実際にシーラカンスの生け捕りに行ったときの映像なのだとか。生け捕りに成功すればその水槽にシーラカンスが泳ぐ予定でした。しかし、シーラカンスの捕獲許可を得て準備万端でコモロ入りしたものの、大統領が暗殺されるクーデターが起こってしまい現地から撤退。結局、シーラカンスの生体展示は幻となってしまいました。

シーラカンスが水族館で泳ぐ日はやってくるのだろうか?
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