「あらゆるものをイベントに!」渋谷のイベントハウス型飲食店

【 イベントレポート 】

日本エディブルフラワー協会 presents 『花を食べる!』エディブルフラワー×ビーガン ~カラダの中から美しく~ ライブレポート(16.05/27開催)

2016年07月08日

【出演者紹介】

Juliさん

大手フルーツパーラーで勤務後、独立して新宿歌舞伎町で「夜のケーキ屋さん」を始める。エディブルフラワーに魅了され、ケーキ・お菓子作りにエディブルフラワーを取り入れ、テレビ・雑誌等各種メディアでも度々紹介されている。

Juliさん(夜のケーキ屋さん)
Juliさん

小松美枝子先生

日本エディブルフラワー協会会長。ハーブ及びエディブルフラワーの著名研究家。日本に初めてエディブルフラワーを紹介した”日本におけるエディブルフラワーの母”。2011年にハーブに関する研究や活動に対してオバマ大統領より「ゴールド賞」受賞、2016年5月には国連WHFの駐日大使に任命される等、国際的にも幅広く活躍。日本エディブルフラワーの発足に伴い、これまでに積み上げきた情報やノウハウを後進に惜しみなく伝え、エディブルフラワーの普及と発展に努めている。

小松先生(ミエコズガーデン代表)
小松先生

脇坂裕一さん

(株)脇坂園芸・代表取締役。新潟県阿賀野市でエディブルフラワーを栽培。人間味溢れる巧みなトークでエディブルフラワーの魅力を語り尽す。

脇坂さん(脇坂園芸)
脇坂さん

講演&トークがスタート!
トーク開演
(司会進行・テリー植田
東京カルチャーカルチャープロデューサー)

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【小松先生の講演】

まずは小松先生の講演から。

前述したように日本に初めてエディブルフラワーを紹介したのが小松先生です。現在のエディブルフラワーはアメリカはロサンゼルス近郊にあるパラダイス・ファームが1983年に栽培を始めたのが始まり。小松先生はその2年後の1985年に現地を訪れたそうです。そして1988年3月、ホテル・センチュリーハイアットにて日本で初めてのエディブルフラワーイベントを企画開催。

小松先生
「古くから親しまれて来た食用花に加えて、キンギョソウ(スナップドラゴン)、ヤグルマソウ、ホーンフラワー、カーネーション、バラなど新しい顔ぶれのエディブルフラワーを沢山取り入れて提案したんです。」

イベントは大反響となり、テレビや新聞雑誌などに数多く取り上げられ、まさにこれが日本におけるエディブルフラワーの歴史の原点となりました。

小松先生の講演。テーマは”楽しく、おいしく、美しく”
小松先生の講演

エディブルフラワーの世界では「誰よりも先を歩いてきた自負がある」と語る小松先生。日本における花食文化の幕開けに、当時、私財を投げうってあらゆる花の栄養価や毒性の有無、栽培方法、調理方法等を徹底的に調べ上げ、それを惜しみなく情報提供してきたそうです。関連書籍も多数出版。特に1989年に雄鶏社から1900円の定価で発売された「楽しむエディブルフラワー(小松美枝子著/小松紀三男著)」はこの世界のバイブルとして現在2万円を超えるプレミア本となっています。


小松先生の本(ごく一部です)

小松先生の出版物等

エディブルフラワーを使った料理・菓子も多数発案
エディブルフラワークッキング

芳香のスペシャルディッシュ
エディブルフラワーの料理

観賞用のお花は通常農薬や鮮度を保つための薬剤が使用されますが、エディブルフラワーは食用のため農薬や化学肥料を使用することはできません。小松先生も普段は伊豆高原の「ミエコズガーデン」にて、世界各地から収集したハーブや香木、洋野菜、エディブルフラワーと多種多様な草花を育てていますが、「始めたころからずっと無農薬のオーガニック栽培を徹底している(小松先生)」とのことでした。

小松先生
「農薬を使わないで草花を育てるというのは実は皆さんが想像しているよりずっと大変です。でも、いつくかのテクニックがあります。その一つがコンパニオンプランツを使うこと。薬木ニーム(日本名でインドセンダン)というものがあるのですが、これはペットや人間には害を与えずに害虫に効果があるんですね。」

最近になってニームを使った害虫駆除のスプレーなどが商品化され、ホームセンターなどに並ぶようになりましたが、小松先生は10年以上前の研究レベルの段階からいち早く情報を取得し、勉強を重ねてきたそうです。そうやって長年積み重ねた情報を次世代を担う若手の生産者に伝えていくことにも尽力されています。

薬木ニームとは?
ニームとは?

ニュージーランドをはじめ、アメリカ、カナダ、イタリア、ギリシア、南アフリカ、カンボジア、台湾、韓国…等々、世界各地を訪れ、現地の人々との交流を通してハーブや花食文化の研究を重ねてきた小松先生。時間の都合でほんの一部でしたが、エディブルフラワーの最新の海外事情も紹介してくれました。

台湾と韓国のエディブルフラワー
台湾、韓国のエディブルフラワー

カンボジアのOldMarketに見るエディブルフラワー
カンボジアのオールドマーケット

お花の伝統的利用法・アロマテラピーにも言及
アロマテラピー

小松先生
「エディブルフラワー協会が発足して、恐れ多くも会長の名を頂きました。でも、隣にいるジュリさん、脇坂さんをはじめ他の皆さんのフットワークが凄いんです。私も一人でも多くの方々にエディブルフラワーを楽しんで頂けるようにできる限りの活動をしていきたいと思います。」

初めてエディブルフラワーの世界に触れるという人にも分かりやすい内容で、時々冗談を交えて笑いも起こる楽しい講演でした。

小松先生の講演に耳を傾ける満員のお客さん
小松先生講演風景1

皆さんメモを取りながら真剣でした
小松先生講演風景2