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【 イベントレポート 】

祝!20回! 水族館プロデューサー中村元 presents 『中村元の超水族館ナイト2015春 ~第20回:常識はずして生き残れ!~』ライブレポート(15.2/21開催)

2015年03月06日

4.中村元流 体験学習「3つの秘密指令」

そんな中村さんが考案した体験学習がある。
それが「3つの秘密指令」だ。

子供たちをグループに分けて3つの指令を与える。

A)この水族館で一番大きな生き物を探せ!
B)この水族館で一番小さな生き物を探せ!
C)この水族館で一番強い生き物を探せ!
(答えはグループで話し合ってそれぞれ1つにまとめること)

例えば鳥羽水族館でこの「3つの指令」を行ったとして
一番大きな動物の候補といえば
ジュゴン、マナティー、スナメリ、ピラルクー…等々。
しかし、それらは全て別々の水槽に入っているので
どうやって大きさを測るかを考えなければいけない。
手を伸ばして測るなら小学生一人では全然足りないので
グループで協力し合わないといけない。
また「大きい」の定義を考える必要がある。
長さなのか、太さなのか、体積なのか、重さなのか…。
知恵を総動員しないと答えには辿り着けない。

一番小さな動物を探そうとすると
普段見ないような小さな水槽を一生懸命見たり、
大きな水槽の端の方を細かく凝視したりする。
そして「なんかおる!ちっちゃい貝や!」と発見する。
その小さな貝の名前は「どうでもいい」と中村さん。
「こんな小さな貝がいるんだ」というを発見の喜びや
感動にこそ体験学習の意義があると言える。

一番強い動物を探せという指令は本当に難しい。
大人でも悩んでしまうかもしれない。
子供たちは話し合って色々な答えを導いてくるという。

・やさしい顔をしているけどジュゴンが強いと思う!
・カミツキガメが強い。だってガメラみたいだし!
・やっぱりサメの仲間だろう!

中には「クラゲ」、「ヤドクガエル」と答えるグループも。
(ヤドクガエルの回答には客席からどよめきが起こった)

小学生が必死に考えて
「毒がある動物が最も捕食されにくい!」
という答えに辿り着いたのだとしたら非常に興味深い。

テリーさん
「…で、結局、一番強いのは何ですか?」

3番目の指令の正解は「全部強い!」だそうだ。

中村さん
「もし弱かったら長い歴史の中で滅んでいる。
今、滅んでいない生き物は皆、強いからなんです!
みんなが同じように強いというバランスが保たれているのが
この動物の世界である…という事なんです!」

実はもう一つ正解があるらしい。それは…

中村さん
「ヒト!全ての生き物の中でヒトが一番強い。
しかも突出して強い。強すぎるから
ヒトが色々な生物を絶滅させてしまっている。
これはこれでちゃんと考えなくちゃいけないこと!」

水族館が体験学習を行うのであれば
そういったことに気づくキッカケを与えて
人間力の向上に寄与することが大事と言えそうだ。

(第一部・終)

[ 今回のイベント限定フード紹介 ]

カジキマグロのステーキカツ タルタルソース
特別メニューその1

アンコウの唐揚げ ポン酢ジュレ添え
特別メニューその2