【 イベントレポート 】
かなざわ珈琲 presents 『かなざわ珈琲 お台場店オープン! ~噂のあの珈琲の入れ方、あの愉しみ方~』ライブレポート(13.06/15開催)
2013年07月11日
2)ドリップ開始
最初は表面のくぼみの部分に雨だれのように
ぽたぽたと静かにお湯を落としていきます。
抽出に沸騰したお湯を使うと渋いコーヒーとなってしまうので
90度ぐらいに下がったお湯を使うと良いとのこと。
表面がむくむくと膨らみ始め全体にいきわたったら注ぐ湯を止める。
乾燥しているコーヒーは初めはお湯を弾いてしまうので
こうしてコーヒーの粉に湯をしっかりと浸透させてあげるそうです。
膨らみが止りかけたら再び湯を落とします。
たっぷりとお湯を吸収していたコーヒーがこれ以上吸収できなくなると
ポタッ ポタッ と濃厚な珈琲液が滴下し始めます。
珈琲液の滴下が始まったらお湯を落とす範囲も広げていく。
(全体のムラが残らないように注ぐのがコツだそうです)
珈琲液が一本線で抽出されるようになったら
注ぐお湯も一本線になるようにする。
このとき注ぐ湯の量とフィルターから落ちる珈琲液の量が
同じぐらいになるようにお湯をコントロールするのがポイント!
さて、私達が普段コーヒーを淹れるときは
コーヒーの粉の量に対して所定のお湯の量を注ぎますが、
かなざわ式では、ぽたぽたとゆっくりお湯を落として
非常に濃い状態の珈琲液を抽出するので
旨みエキスが凝縮された最初の1/3だけを使います。
この珈琲液に挿し湯(3倍希釈)すれば
美味しい「かなざわ珈琲」の完成です!
1/3で抽出を止めてそれに挿し湯をするとなると
「薄くなるのではないか?」と心配になるかもしれませんが、
かなざわ式抽出法で得られた珈琲液は非常に濃厚なので
挿し湯しても十分な濃さを保ちます。