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【 イベントレポート 】

水族館プロデューサー中村元 presents 『中村元の超水族館ナイト2013年冬 ~水族珍…珍にあふれた水族館~』ライブレポート(13.2/24開催)

2013年03月28日

2)サンシャイン水族館の”珍”

山の水族館にはまだまだ沢山の「珍」が溢れていますが、
北海道の北見市となるとカルカルに集っているお客さんが、
なかなか気軽にポンと行けるところではありません。

そんな皆さんには、やはり中村さんのプロデュース、
「サンシャイン水族館」がおススメだそうです。

天空のアシカ「サンシャインアクアリング」
天空のアシカ

クラゲのトンネル「ふわりうむ」
クラゲトンネル

大人に人気のクラゲトンネルですが、

中村さん
「クラゲそのものが大好きという人はまずいません。
皆、クラゲのふわふわと浮いている姿が好きなんです。
それは水を見ているということ!
水中の浮遊感や水中感を見て心が癒されるんです。」

水族館で最も人気があるクラゲは圧倒的にミズクラゲだそうです。
ミズクラゲは日本の海で最も良く見られるクラゲであり、
水族館においても最も飼い易く、繁殖させやすい種類で
簡単にエバ「珍しくもなんともない」クラゲです。

水族館にはミズクラゲ以外にも、カラフルななクラゲや
おもしろい形をしたクラゲ、大きくて迫力のあるクラゲ等々、
様々な種類のクラゲがいるはずなのですが、
やはりミズクラゲの人気には全く敵わないそうです。

それはミズクラゲが着飾っておらず、非常にシンプルで
ちょうどいい透明さを持っている様子が好まれているということ。
クラゲ自身が自己主張せずにふわふわと漂うので
水中感や浮遊感が見ているお客さんに伝わりやすいためです。

このことからも分かるように、生き物そのものが珍しいかはどうかは
お客さんにとっては割とどうでも良いことであって
お客さんが求めている「珍(ここでは浮遊感)」を
いかに演出してあげるかがより重要であることが分かります。

今回のテーマ「水族珍」とはそういうことです。
もちろん希少な生き物にも高い価値はあるのですが、
そこにこだわり過ぎてしまうと水族館の飼育係だけが満足して
お客さんが満足できない水族館に成り下がってしまいます。

サンシャインラグーン
サンシャインラグーン

南国でスキューバダイビングすれば体験できる光景ですが、
これを都会のど真ん中で手にいられるのが非常に「珍」!

海底洞窟を再現した「洞窟に咲く花」の水槽
海底洞くつを再現した水槽

光の当て方や奥行き感を出す工夫など
数々の中村マジックが盛り込まれた「珍」だらけの海底洞窟。
現実の海底洞窟をそのまま再現するのではなく
みんなが考えているイメージに近いホンモノを作ってあげるのが
お客さんをグッと惹き込むポイントだそうです。

水族館を博物館的側面から考えた場合、この水槽は
ヤギの仲間を見せるための水槽。、
それ以外のモノは全てヤギを見せるためのセットです。
魚(キンメモドキ)は水槽の主役ではありませんが、
水中感や奥行きを演出する貴重な役割を果たしています。

「ペンギンフィーディング 」
ペリカンが魚を捕えるシーン

ペリカンはどの水族館でも行進させているそうです。

しかし、ペリカンで最も有名なのは下嘴から喉にかけての咽喉嚢であり、
ペリカンはそれを網のようにして魚を捕獲することは皆さんご存じの通り。
が、そのシーンを実際に見たことがある人は少ないのではないでしょうか?
サンシャインでは咽喉嚢が水中でどのように使われるているかを見ることができ、
これが非常に好評を得ているそうです。