へんてこアイドル小明 出演緊急決定!キングオブコメディ高橋も参戦決定! 珍スポット・奇祭・珍本・奇人……変なもの大集合!残念エンターテイメント!脱力エンターテイメントの極致!! 北村ヂン(へんてこライター・デイリーポータルZ、サイゾー)presents『へんてこナイト2~珍スポット・奇祭・珍本・奇人……変なもの大集合!!』ライブレポート(12.7/8開催)
2012年09月21日
あらためて見れば世の中は”へんてこ”だらけ!
「誰が行くんだ…!?」というような変な観光スポットに始まり、
変な本、変な文化、変な人、変な芸人、変な発明品…等々。
人はそれらを愛をこめて「へんてこ」と呼びます。
そんなへんてこを愛するへんてこコレクター達が
へんてこな場所・モノ・人を次々とプレゼンしてしまうイベント。
それがこの『第2回・へんてこナイト』です。
第1回開催は阿佐ヶ谷ロフトで行われましたが
今回は舞台をお台場・東京カルチャーカルチャーに移して
よりポップにへんてこを楽しんでしまおうという趣旨です。
本イベントレポートですが、私、ライターの個人的事情により
レポートの作成&公開が大幅に遅れておりました。
とにかくネタが際どいのでユーストは配信は断念。
来たくても来れなかった方はレポートで内容を知るしかありません。
楽しみに待ってくれていた方、もしいましたらお詫び申し上げます。m(_ _)m
(…といっても本当に危険なネタはライター判断で
レポートからは割愛していますのでご了承願います)
…というワケで、ガッツリレポートしたいと思います。
サブカル男子&サブカル女子の皆様、心の準備は宜しいでしょうか?
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【出演者紹介】
へんてこナイトを企画運営するへんてこリーダー。
デイリーポータルZ、サイゾーで活躍中。
カルカルでもB級スポットネタで数々の爆笑を巻き起こしてきた。
今回は珍”絵本”を紹介してくれました。
アラレちゃん姿が可愛い。
70~80年代を中心に昭和のガーリー文化を研究。
持ち前の考察力をフル回転させて
”へんてこ(?)芸人”の人気の秘密を徹底プレゼン!
今年でアイドル10周年!(祝)
へんてこアイドル呼ばれる所以はブログ参照。
そして、スペシャルゲスト!!
高橋健一 from キングオブコメディ
(以上、敬称略)
豪華メンバーによるへんてこイベントを少しでも良い席で見ようと
開場前からカルカル前にかつてない長蛇の列ができていました。
嘘です。
階下のZeppTokyoで行われる
VAMPSのライブの入場待ちの方々でした。
へんてこナイトもなんだかんだで開演時には満席に!
大勢のお客さんと一緒に楽しいへんてこな宴が始まります。
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【0.「へんてこと」は?/北村ヂン】
このイベントで取り扱うネタについて大雑把に定義しておきます。
いわゆるB級スポットと呼ばれる変な場所とか…、
異彩を放ち過ぎる変な人とか…、
どこか変な玩具とか…、
或いは、よくよく見ると変なお店とか…、
とにかく世の中にある変なモノ。それらを総称して次のように呼びます。
以上、”へんてこの定義”でした。
それでは各プレゼンターに選りすぐりのへんてこを見せて頂きましょう!
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【1.へんてこスポット/北村ヂン】
ヂン氏は子供の頃から忍者が大好きで
小学校時代の文集にも「夢は忍者になること!」と綴っています。
忍者への想いは大人になった今でも変わらず
4万8000円ぐらいする通信講座を受講したり、
忍者道場にも通ってきたそうです。
昔、日武会とか、日本能力科学アカデミーとか、
色々なところから胡散臭い講座が大量に出ていましたね…。
この超忍法講座は今でも購入できるそうです。
どこの会社が出しているのだろう…???
そんな忍者を愛してやまないヂン氏が
忍者で有名な「あの町」と「あの町」へ行ってきたそうです。
もちろん、それは 「伊賀」と「甲賀」。
分かりやすく言うとハットリくんとケムマキですね。
”へんてこスポット”として忍者の故郷をスライドで紹介してくれました。
まずは甲賀へ。
ここまでは”へんてこ”でもなんでもなかったのですが、
この屋根裏をはじめ忍者屋敷の至る所で目についたのが…
たくさんマネキンを用意したまでは良かったものの
どのマネキンも自立させることができなかったようで、
ロープでグルグル巻きにして釣るし上げていたり、
倒れないように足をガムテープでベタベタに固定したり、
とりあえず立たせたけれど首が変な方向に曲がっていたり
かなり酷いことになっていました。
(建物自体は元禄時代の立派なものなのに…)
続いて、伊賀。
ヂン氏
「この車同士が追突事故を起こしたらカンチョ―ですよ!」
ちなみに下のカンチョ―銅像は韓国で撮影されたモノ。
韓国ではカンチョ―が人気競技(?)であるらしく
このようなカンチョーの銅像が各地に存在しているらしい。
話を戻します。
伊賀と甲賀以外では戸隠(長野)にも忍者の里があり、
ヂン氏が言うには「なかなか秀逸なスポット」であるらしい。
戸隠には今の戸隠忍法を受け継いでいる人達がいて、
日々修行に励んでいるらしいです。
そんな修行の様子を紹介する写真館があるそうなのですが、
そこに展示されている写真が”へんてこ”でおもしろいとか。
グッとくる写真を何枚も紹介してくれたのですが、
全てはここに載せられないので術を3つほど紹介…。
ヂン氏に嬉しい情報も!
なんと現代忍者がその鍛練方法を公開してくれています!
ヂン氏はもちろん毎日やってますよね…?
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【2.へんてこ絵本/大口直人】
大口さんが紹介しれくれたのは「ぶらぶらばあさん」という絵本。
なにがブラブラなのかは、まぁ、表紙を見ての通りです。
ドン!と何かに衝突します。それが…
糞を転がす毎日に疲れていたフン太郎が
背中が痒いと言っていたおばあさんの背中を掻いてあげると…
そして、
フンたろうに魔法をかけて人間の姿に!そして旅につれていきます。
おばあさんの正体は実はヘチマの神さまでした。(
(だから魔法が使える設定)
ここから二人の旅が始まります。
大口さんがグッとくる場面を読み聞かせしてくれたのですが、
このレポートではやはり全ては紹介しきれないので
お客さんのウケが良かったお話を2つほど簡単に…。
一つがせんぞくさんという足がいっぱいある人の
全ての足に魚の目が出来たというお話。
ぶらぶらばあさんが呪文を唱えます。
そうすると魚の目が一挙に治って「いい、きもち」というお話でした。
もう一つのお話は、フンたろうとぶらぶらばあさんが、
昔ながらの玩具を作って旅先の朝市で売ろうとしたのですが
テレビゲームなどに夢中な現代っ子達は全く関心を示さず。
不健康な遊びばかりしている現代っ子達に
とうとうぶらぶらばあさんが怒って「さわれ!」と
自分のヘチマおっぱいを触れるように恫喝したというお話。
「さわれ!」←なんというセクハラ(隣にいるフンたろうもビックリ)
ぶらぶらばあさんは人に魔法をかけている暇があったら
自分の胸をどうかした方が良いと思いますね…。
この本は小学館から出ている童話で、
絵はかなり強烈ですが取り扱っているのは
・困っている人を助けてあげましょう
・テレビゲームばかりやらず外でみんなで遊びましょう
といったポピュラーな道徳的題材となっています。
ただ、登場人物の設定や問題の解決方法に
一つも納得ができることがない非常に難解な絵本です。
ターゲットは幼児から小学校低学年までのようですが、
親が「ふんふん ぶらぶら ふん ぶらぶら!」と
子供に読み聞かせたりするんですかね…?(苦笑)
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【3.へんてこおまじない/ゆかしなもん】
昭和の女の子文化を研究しているゆかしなさん。
80年代は「おまじない」や「占い」が大流行した時代。
ゆかしな
「男の人もなんだかんだで占いとか好きですよね?」
まぁ、否定はしません。
「My Birthday」という女の子向けの大ヒット雑誌があり、
そこに載っていたおまじないを1冊にまとめた本が発売されました。
それがコチラ(↓)
『私の知っているおまじない』
(マイバースデー編集部/実業之日本社/1989)
大ヒットおまじないライキングの中から
いくつか気になるおまじないをみていきましょう。
このレポートを読んでいる人で該当する悩みのある人は
ぜひ試してみてください。
これでゼッタイ両想い[E:heart02] 「飛行機100機!!」
飛行機が飛んでいるのを見たら
自分の好きな人の名前をとなえるの。
飛行機100機分唱えたらゼッタイ両想い!!
でも途中でヘリコプターを見たら最初から数え直して。
成功率は100%だから飛行機を見つけたら
ぜひためしてみてネ!
羽田とか成田とかで手っ取り早く終わらせてもいいのかな?
学校によっておまじないのやりかたは
様々なバリエーションがあるらしく、同じおまじないでも
より効果の出やすい方法を取り入れていくのがコツ。
3回手を叩いてから指をピースにして間から飛行機を見ると
「飛行機100機!!」の効果はさらに増すらしい。
小明さんは教科書の端に先生の名前を書いて折っておくと
授業中に当てられないというおまじないを良くやっていたらしい。
好きな彼が夢に出てくるおまじない。
まず寝る前に手と足をかる~く洗ってそれをふかずにふとんに入ります。
ちょっと、ふとんがぬれちゃうけど気にせず横になって眠るの。
すると なぜか自分の好きな彼が夢に!ためしてみてね。
おまじないのタイトルが小エロ。…というか、狙ってますよね。
考えてみれば実際に本にする時に
占いを文字に書き起こしているのは占い師ではなく
基本的にはライターさんなんですよね…。
きっとこのおまじないを書いたライターさんは
この本を読む年齢層の女の子には「意味は分からないだろう」と
ニヤニヤしながらおまじないのタイトルを付けたのでしょう。
ヂン氏
「おまじないライターいいなぁ!やりたい!
1おまじない5000円とかでいっぱい書きますよ!」
僕も超やりたいです!←カルカルライターの心の叫び
(カルカルでおまじない本を作ればいいんだな…)
好きな人の兄弟の髪の毛を1本手に入れます。
晴れて澄み渡った夜に髪の毛を月に向けて
「月の神よ、この髪にあの人と同じ血が流れているのです。
私のあの人への気持ちを確かめられたなら
この血を炎にかえて、あの人に届けてください」と唱える。
次の朝まで、その髪の毛をとっておいて
AM8時に土に埋めると近いうちに両思いに…。
髪の毛は弟さんのものが効果的!
なんだか色々とハードルが高いような…。(汗)
呪文というと「ア・ブラ・カダ・ブラ」とか
「ぴんぷる・ぱんぷる・ぱむぽっぷん!(クリーミィ・マミ)」とか
そういった類のモノですね。
イスタ、イシス、アフロディーテ、フレイヤ、キューピッド…と
とにかく思いつく限りの神や精霊を並べるという見境のなさ。
さりげなくエロスが入っているのもライターさんのいやらしさか。
最後は全能の神=ゼウスまで登場する。
「この呪文を相手の年齢と同じ数、
テーブルを叩きながら歌うようにつぶやきましょう」
という欄外のアドバイスが密かに怖い。
痴漢にお困りの女性の方に朗報です!
なんとチカン封じの呪文があります!
痴漢の手が伸びてきたら両手を強く握りしめて(↑)の呪文を唱えます。
そうすると痴漢はいやらしい気持ちをなくして手を引っ込めるそうです!
いろいろツッコミどころが満載ですが、
とりあえずこの呪文は触ってきた相手を撃退する仕様なので
結局は一度は触られているという点で解決になっていない気がします。
あと、痴漢の手を強く握りしめるというプレイが必要なのもどうかと…。
ただ、痴漢が呪文で解決できるなら
近年急増している痴漢の「冤罪」も減らせるので
ぜひ広めたいですよね…。
/* ステージ&客席大爆笑 */
ゆかしなさんが本に載っているおまじないや呪文を
昔、繰り返し実践していたとしか思えないほど
流暢且つ本格的に唱えるのでちょっとゾクッとしました。(苦笑)
昭和ネタを大量に抱えているゆかしなさんと
是非お知り合いになりたいと思ったのですが、
おまじないでマインドコントロールされてしまう可能性を考慮して
今回はご挨拶を見送った次第です。((;゜Д゜)ガクガクブルブル
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【4.へんてこ発明家/高橋宏三】
ここで”へんてこおじさん”が登場!
面白ければすべて良し!
「あまり生活の役には立たないけれど見ていて笑える道具」
を多数発明している発明家の高橋宏三さん(68)!
テレビ出演も多数。名前を知らなくても顔を観れば
「あ、知ってる!見たことある!」という人も多いのでは。
(これで全出演者中3人が高橋姓という…。
高橋姓は”へんてこ”好きの家系なのだろうか?)
さて、「つちのこツッチー」は腹筋を鍛える乗り物。
世間で言われているツチノコの形とだいぶ違いますが
ツチノコの正体はヒメハブとも言われていますので
ヒメハブだとしたら、まぁ、ギリギリOKなのかな…。
続いての発明品は、
題して「ハゲ山森林化グッズ」。
この状態でジョギングをすることで
頭のツボを刺激し血行を良くすることで育毛を促す。
血行促進は頭皮の直接刺激に加え、
この姿で街の中を走るという羞恥心による脈拍向上の
ダブル効果で達成される仕組み。
この木片は「踊りゃんせダイエット」という発明品。
高橋(宏)
「踊るときの掛け声は…おっ!おっ!おっ!」
キングオブコメディ高橋
「センセイ、これ正しいツボか分からないじゃないですか?」
…とまぁ、酷い、いや、素晴らしい発明をしていらっしゃる
高橋宏三さんですが、実は凄い実用品も発明しています!
1台で薄剥きや厚剥きなど4つの使い方ができるモノ。
なんと数億円の売り上げがあったそうです。
自ら書いた詩を大泉逸郎さん宛のファンレターに同封したら
なんと大泉逸郎さんが全てに曲を書いて歌ってくれたという
また、田代まさしと共演歴があり
落ち込んでいた田代まさしへの応援歌も歌っている。
マーシーウェイをバックミュージックに
陸上で平泳ぎの練習ができるカエル型の器具
「泳げビッキー」に乗って楽屋へと戻っていきました。
以上、1階(ZeppTokyo)ではVAMPSが激しいライブを行い、
2階ではまったりとしたマーシーウェイが流れるという
カオスなお台場の一風景をご覧いただきました。
(ここで前半終了)
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【休憩時間】
高橋宏三さんも再登場してプレゼン時間内に
披露できなかった発明品を紹介。
ボクシングとサッカーの練習が同時にできる「ファイティング僕サー」
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【5.へんてこ芸人論/高橋浄久】
高橋浄久さんは息の長い一発ギャグ「ゲッツ!!!!」が
なぜ面白いのかをマジメに考察してくれました。
「消えた!」「消えた!」と言われながらも
実際には地味ながら安定的に生き残っているダンディ坂野。
確かにダンディがほぼ完全にテレビモニターから
その姿を消していた時期もありましたが、その期間も
ネット上では「ゲッツ」のASCIIアートが数多く使われ
その種類もどんどん増殖していきました。
なぜゲッツがこんなに愛されているのか?
その理由を高橋浄久さんなりに考えたのが以下。
[ゲッツがウケる理由-1:音感の心地よさ]
お菓子やアイスの名前を例に挙がりましたが
リッツ、プリッツ、パキッツ、ハーゲンダッツなど
商品名として多用されるように『~~ッツ』という言葉は
非常に親しみやすいようです。
また、お菓子の名前は子供の耳に残りやすいように
濁音を入れるのが定番化しています。
(プリンゲルス、ハバネロ、ベビースター、うまいぼう)
「ゲッツ!!」は親しみやすく耳に残りやすいと言えます。
[ゲッツがウケる理由-2:構成・組立てが絶妙]
構成・組立てがシンプルで非常に良い。
ダンディ坂野のネタの構成は以下の通り。
登場→最近は~(時事)→ダジャレ→ゲッツ!(σ・∀・)σ
途中で必ずスベるのがポイントで
行き場がなくなったことろで「ゲッツ!!」を放つ。
これはお客さんに
「分かっているよね?もうこれ以上ないから笑っていいよ」
と伝えるもので、これによって冷めた笑いが起こる仕組み。
この絶妙な掛け合いで失笑を巧みに引き出している。
[ゲッツがウケる理由-3:実は捨て球・見せ球が多い]
直球ど真ん中な「ゲッツ!!」に目が行きがちだが
そこに至るまでに相当な捨て球や見せ球を使っている。
オーケー サルバトーレ
Thank you デモクラシー
オーケー ロドリゲス
オーケー グレイトサンシャイン …等々
確かに多用してますね。
殆ど意味がないのになぜか耳に残りやすいのは
やはり濁点が入っているからか。
捨て球や見せ球を投げるときの顔も重要で
決まって(↑)の顔なのだとか…。
[ゲッツがウケる理由-4:変化球も多い]
ゲッツ自体にも脱力気味の乾いたゲッツなど
緩急を織り交ぜながらカウントを整えていく。
まさにお笑い界のティム・ウェイクフィール(※)!
(※大リーグで活躍するナックルボーラー)
なんだかんだで「ゲッツ!!」には
こんなに(↓)たくさんの決めポーズが存在している。
年末に帰省するダンディに
お土産代を渡せなかったぶっちゃ師匠が
金銭的に何も与えて上げられない分、
稽古だけはしっかりつけてやろうと
登場して「ゲッツ」を言うだけの稽古を
延々と4時間もやったなどの深イイ話もあったりする。
ダンディ本人が意図して狙っているかはともかく
「ゲッツ!!」はウケて然るべきポイントを
しっかり押さえていたということかもしれません。
ウルサイだけだったり、ひたすら下品だったり
その場の勢いだけで笑わせるような
やや下品なお笑い芸人も数多く見かける昨今、
ダンディのような間合いや掛け合いで
ジワジワ笑わせるようなタイプの芸人さんは
もっと評価されていいかもしれませんね。
×ダンディ=へんてこ芸人
◎ダンディ=へんてこじゃない芸人
うむ、それが正しい!
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【6.ガーリー本(続き)他/ゆかしな】
ゆかしなさんの2回目のプレゼン。
小学館の大人気ガーリー本といえば
それと見た目ソックリな…
ただ、似ているのは見た目だけで
ゆかしな曰く
「要するに中身がない!イラストでごまかしている!」
だそうです。
その中から取り上げるのは『秘密のコレクション』という本。
「さまざまなコレクションをしましょう!」と奨める本で
そのために必要なコツを伝授する内容だそうです。
情報、情報、情報、情報……。。。
ハンカチをもらったり、写真をもらったり、色紙をもらったり
手形をもらったり、足形をもらったり…。(え?)
お母さんからエプロン、お父さんからバッグ…はいいですが、
お婆さんから杖を奪い、お爺さんから下駄を奪うというはどうかと…。
まぁ、でも詳細はともかく、友達や家族を大切にするという意味で
関連するモノを集めるという意図は理解できます。
しかし…、、、
他にも意味不明なコレクションネタが多数掲載。
企画が通ってしまったけれど一冊の本にするにはネタ不足で
苦し紛れにネタを絞り出している感がヒシヒシと伝わってきます。
さて、ここからはゆかしなさんが最近ゲットしたという
昭和なキーホルダーたちを紹介していきます。
ひわいなモノをファンシー化するみたいな文化、
確かにありましたね…。「イッキマス!!」(笑)。
「あさりちゃん」で画像をググッて見たら
今のあさりちゃんの顔が僕が知っているあさりちゃんとは
全然違っていてビックリしました。(笑)
小学館系では個人的にはパンクポンクとかが好きでしたね。
(ムチャ-って言うデッカイウサギの漫画)
さて、みなさんにここで”超”貴重な情報が!
ここで紹介した昭和名キーホルダーは
全て東京タワーのお土産屋さんで買えます!
サブカル派はスカイツリーなんかに行っていないで、
東京タワーのお土産やで隠れた名品の発掘作業をしましょう。
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【7.へんてこ絵本(2)/大口直人】
珍本収集家の大口さんもこの日2回目のプレゼン。
発表するネタは…
「ぶらぶらばあさん-やまからうみへ」
表紙右下に注目。
エピソード2のメインはフンたろうの恋話。
フンたろうは休みの日に可愛い女の子と出会います。
その女の子は突然大声で次のように叫びました。
フンたろう
「ひえー、なんでそんなこと言うの?」
女の子
「私、もうじき学校に入ってしまうの。
だからいまのうちに好きなだけ言っておくの!」
ぶらぶらばあさん
「いいか、人は誰でも『うんこ』と言いたくなる時があるのじゃ。
しかし、それはすぐ飽きる。そういうもんじゃよ。
私があの子の名前を付けて上げよう。おおごえうんこちゃん!」
めでたし、めでたし…。
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【7.有名人漫画/北村ヂン】
トリはリーダー・北村ヂン氏。
大口さんに加えてゆかしなさんとヂン氏が
本絡みのネタを取り扱ったので
今回はへんてこ本ネタばかりになってしまいましたね。
有名人漫画とは登場人物に有名人が出てくる漫画ですが、
似てないとか似てるとか色々あるとは思います…。
以上は全て1冊の本の中に登場する稲川淳二だそうです。
この漫画は志村さんには一切許可を取らずに書かれたものらしい。
(作者の人、心臓強いな…)
ホナミ先生、宮坂リエ、加藤茶太郎、南野タケシ、おこりや長介,
南原隆清、内村良光、上岡龍……。
…と、まぁ、有名人漫画は色々ありますが
その中からヂン氏が特にピックアップしたのが…、、、
極度のスランプに陥った長島。ファンの間でも
「長島は終わった。これから王の時代だ!」
との声が日に日に増す中で
なんとかスランプを克服しようとする長島ですが、
いっこうに浮上のキッカケを掴めず…。
そんな長島にある博士から見た目は長島そっくりでありながら
長島の1.5倍のパワーを持つというロボットが贈られ
そのロボットの動きをヒントに長島が様々な特訓を行い
スランプ脱出を目指していくというSF野球コミック。
生身の長島はパワーの違いからか一つもモノにできず。
そうこうしているうちに…、
めでたし、めでたし…。
(生身の長島は最終的に自力でスランプを脱したそうです)
主人公のロボット長島が殆ど役に立っていないのが気になりますが
トンデモな発想を大真面目なストーリーとして完成させている点は
高く評価良いのではないでしょうか?
(以上で全プレゼンが終了)
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【まとめ】
カルカルでは初開催となったへんてこナイト。
大いに盛り上がりました。
このへんてこナイトをはじめ、カルカルには
B級スポットを紹介するインベントや、駄目な文房具、
駄目なレコード、変な本、変な玩具など
ダメ系(へんてこ系)のイベントがたくさんあります。
これらのイベントではユースト中継がない場合も多いので
私がレポートを担当する時は、来場できなかった方の為に
出来る限りたくさんの写真をレポートに載せているのですが、
中には本当に危険なネタもチラホラあって
そういったネタはライター判断でレポートからは省いています。
でも、実はそういった危険なネタこそ
みなさんにぜひ見てもらいたいモノだったりするワケです。
そんなこともあり、もしこの手のイベントに興味をお持ちの方は
時間が許せば是非、カルカルに足を運んで頂ければと思います。
次回=第3回の「へんてこナイト」は、
阿佐ヶ谷に戻ってしまうのか、カルカルで続けるのか分かりませんが、
非常に面白かったので今後の展開に期待したいと思います。
(ライター・GAMA)