「岩田光央・鈴村健一スウィートイグニッション」×ソーメン二郎 コラボイベント『そうめん大爆発』ライブレポート(21.10/23開催)
2022年01月19日
■ 令和のそうめんアレンジレシピ
そうめんはさっぱりしていてクセがないので実は色々なアレンジが楽しめる食材。つゆを工夫したり、薬味やトッピングを変えるだけでバリエーションは驚くほど増やせます。めんつゆオンリーの食べ方から脱却して新しいそうめんの世界を切り拓いてみませんか?
…というワケで、ソーメン二郎さんがオススメのそうめんレシピを4つ紹介してくれました。いずれも冷蔵庫の残り野菜やスーパーなどで安価で入手できる食材・調味料で作ることができ、盛り付けや調理も簡単な『ラク旨』レシピばかり。お試しあれ。
1)オリーブオイルと塩
そうめんレシピの入門はここから! 麺そのものの旨味を最大限に味わうならオリーブオイルと塩で食べるのがベストだそうです。
ソーメン二郎
「そうめんにエキストラバージンオイルをかけてハーブソルトをパラパラと振る。あとは薬味を少々。いたってシンプルですが、小麦本来の味を実感できる食べ方です。」
鈴村
「ソーメン二郎さんにレシピ本を頂いて、最初にこの食べ方を試したんだけど本当においしかった!」
”基本” を楽しむそうめん
2)室町時代風そうめん
先のそうめんの歴史の講義で 「そうめんは江戸時代に醤油発展と共に現在の ”つけ麺” スタイルが定着し、庶民にも広まった」 とありましたが、では室町時代以前はどのようにして食べられていたのでしょうか? その答えを令和の時代に再現したのがコチラです。
室町時代風そうめん
ソーメン二郎
「室町時代はそうめんはまだ皇族の食べ物で、醤油も普及していませんでした。味噌やこしょうなどを使い、(当時の最高級食材だった)くるみをトッピングして食べていたみたいです。但し再現するにあたって味噌だと塩辛くなりすぎるので、ごまドレッシングで代用しています。」
3)きむたくそうめん
鈴村
「(木村拓哉のモノマネで)ちょ、待てよ。」
ソーメン二郎
「モノマネありがとうございます(笑)。でも、そのキムタクじゃなくて ”キムチ&たくあん” です。納豆も混ぜてズルズルッと頂く。全て発酵モノです。」
岩田
「うわぁ、絶対においしいヤツだ!!」
さらに納豆にカレーパウダーを少し振りかけると「無限に食べられるおいしさ(ソーメン二郎)」とのこと。
きむたくそうめん
4)ベーコンとしめじのオイスターそうめん
やはりチャンプルーにすると1年を通してそうめんが食べやすくなります。
ソーメン二郎
「色々試しましたがオイスターソースが激ウマでした!」
簡単に本格中華の味が楽しめる
作るときのコツとしては具材(ベーコン・しめじ)を先に炒めたら火を止めて、そこに茹でたそうめんを ”和える” こと。そうめんも火を入れた状態で炒めてしまうとくっついてダマになってしまうそうで、火を止めた上で ”混ぜる” のが正解だそうです。(そもそもチャンプルーはマレー語で「混ぜる」の意)
鈴村
「僕は何度もチャンプルーを作ろうとして毎回ダマになって失敗していたのよ。どおりで…。」
岩田
「もっと早く二郎さんに出会いたかったよねぇ…(笑)」
ソーメン二郎さんから以上4つのラク旨レシピの紹介がありましたが、さらに本格的なそうめんを味わってみたい人は ”そうめん専門店” へ行ってみてはいかがでしょうか。
ソーメン二郎さんが大都市圏(東京・大阪)にあるおススメ専門店をピックアップしてくれました。10年前はそうめんの名産地以外ではそうめん専門店なんて殆どなかったそうです。それが近年、新しいお店が続々とオープンしています。お伊勢参りによって、かつて一度だけ ”そうめんブーム” が訪れたとの説明ありましたが、ソーメン二郎さんの活躍もあって、実は今静かにでも確実に ”そうめんブーム” が再来していると言って良いでしょう。
江戸時代以来のそうめんブーム!?
そうめん専門店が急増中!!
(タップ or クリックで拡大表示)
註:半田そうめん専門店「阿波や壱兆」は東中野店は2021年8月に閉店。
現在は小田急サザンタワーで営業中。
ここまで、ソーメン二郎さんによる特別講義「そうめん概論」でした。
ソーメン二郎(講義のまとめ)
「そうめんは流しても人生は流されないように!」
鈴村
「まとめがソレですか!?(笑)」
ソーメン二郎
「テレビやラジオに出演するたびに 『締めの言葉をお願いします!』 と言われるので用意したんですけどね(笑)。もっとも僕はそうめんのように身を任せて流される人生もありだと思ってます。つゆも薬味も何とでも合わせていける。それがそうめんの良いところです。」
岩田
「なるほど! とってもタメになりました!」
第2部『そうめん実習』
そうめんのことをたっぷり学んだ後は、いよいよ実食!
ソーメン二郎さんが数あるアレンジレシピの中から自慢の3品をイグニの2人に振舞いました。
厨房から戻ってきたソーメン二郎さん。
いよいよ実食です!
■実食1:関西風そうめんふし入り豚汁(三輪そうめん)
そうめんは作る際に2本の棒にかけて引き伸ばしますが、その棒にかかった部分を 「ふし」 と呼びます。そうめんとして出荷する際には切り落とされてしまう部分なのですが、独特の歯ごたえがあって非常においしいそうです。地域によってはふしを集めてパック売りもされています。今回はそれを豚汁に入れたもの。ふしは太さが不揃いなため食べる度に違う食感が楽しめます。
そうめんふし入り豚汁
いざ、実食!
鈴村
「コレうまいっ!!(絶賛) そうめんに豚汁を付けましたでもないし、豚汁にそうめんを入れましたでもない。そうめんも豚汁もちゃんと両方存在しているね。そして味噌と合う! そうめんはやっぱり汎用性がすごく高い。」
■実食2:めんつゆの味変
(ナンプラー、お酢、すだち)+ジャスミン茶
普段のめんつゆに ”ちょい足し” するだけで驚くほど味が変わります。それを実体験できるのがこちらの一品。ここではナンプラーとお酢をチョイ足し。
めんつゆに一工夫
岩田
「これ、最高! ナンプラーが入ることでアジアンな感じになった。でもめんつゆのおかげで和風な感じもしっかり残っていて、どこか懐かしさのある味になっていますね!」
ここでもう一つの楽しみ方が。あえて食べきらずに少し残しておいて、最後にジャスミンティーを入れます。
ジャスミンティーを注ぐ
鈴村
「これもおいしい! 北海道なんかに行ってジンギスカンを食べるとタレをジャスミンティーで割ったスープでシメるみたいのがありますよね? でもアレが苦手だという人もいるんだけど、いやいや、本当はこうしたかったんだという答えがコレだと思いました。」
岩田
「100人中100人が美味しいと言う味だと思う。凄くおいしい!」
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