NAィKIちゃん~who are you?~(レポート:店長シンスケ横山)
2008年12月21日
出演者数カルカル史上最多20人!!超満圧巻だったNAィKIちゃん~who are you?~のライブレポート。その20人が全員見事に多才で様々な活動をしてる方々なので全員まんべんなく肩書きが長いのでなるべくシンプルにご紹介、そして全員まんべんなくパフォーマンスがハードなのでほとんどピントあまくてすいません。
まずNAィKIの説明を。
NAィKIとは解散したあのHIGHLEG JESUS出身の俳優さんで演歌担当の岸潤一郎と女優さんでラップ担当のMC NAOMY(加藤直美)によるミクスチャーサウンドユニット。これでも本来のプロフィールから5行くらい削ってるっていうくらい、とにかく色んな方面で色んな活躍をしてる多才な二人のユニットです。
この日の下のゼップ東京はポルノグラフティのライブで外がハンパじゃない人の数でした。
物凄い人数のポルノファン
そんな中で超オープンなリハーサル。外のポルノファン達ガン見
そして開演、岸さん登場。
まず客席練り歩きは演歌の基本
そしてMC NAOMYも加わり、NAィKIで数曲披露後、俳優の小島裕(猫☆魂)さんとダンサーの根岸由季さんも交え、安室奈美恵の“WANT ME, WANT ME”をなんとダンスも唄も完全コピー。
めっちゃくちゃハード
観ながら逆に思ったのは「こんな死ぬほどハードな事をライブで2時間もやってる安室奈美恵ってやっぱホントに凄いんだなあ・・・」という事で、踊ったあとNAィKIにもそう言ったら「それを身をもって痛感してます・・・」とゼエゼエ肩で息しながら共感してました。
続いては琉球から来た月丘葉子さん(42歳・島唄担当)を交えての「島唄」を披露。
しれっと紹介してますが、実は一番強烈なインパクトだったかもこの月丘さん
続いては音楽、芝居、映像、コント、ネット、ラジオなんでもござれの総合エンタテイメント集団“山下総合病院”の“山下総合病院MENTHOL LIGHT”。最初はロックバンドと聞いてたのですが。
わんこそば何杯も食べてる
王道ゴムパッチンもやる
映像も公開してくれましたが、いわゆる“メディアミックス”という言葉よりは「好きな事は全部やりたい」という魂を凄く感じました。
続いてはゴステクノバンド“レイトラック”。
バンドが全員うさぎでカワイイ
イギリス人でミュージシャンでナレーターで舞台俳優で元HIGHLEG JESUSの(知らなかった!)のリン・ホブデイさんがボーカルをとるこのレイトラックはこの写真でもわかるようにヨーロッパのデカダンでインダストリアルな雰囲気がむんむん漂っていて、僕のようなニューウェーヴ直撃世代のロックファンには凄く懐かしく親しみやすい感じでしたが、お客さん達は静かに緊張して観いってて、そのせいか、最後の曲の紹介のMCでリンさんが急に流暢な日本語で「こんな雰囲気の中、更にすいませんが、最後の曲のタイトルは“どん底”です」と言ったのが逆に爆笑で異様にウケてました。
続いてはSpanish Gauguin+小園竜一(グループ魂)。
都内でライブ活躍中の凄くさわやかなアコースティックなバンド
グループ魂の小園さんが参加してるとこからもわかる通り、劇団にも音楽で参加していたり、このバンドもとても多才であります。演奏も楽曲もとてもよかったのと、カルカルの雰囲気にとてもフィットしてくれていて、それが個人的にとても新鮮でした。
そして最後に再びNAィKI登場。
もうなにがなんだかわからない格好でやはり客席練り歩きから
そして次なるゲスト、俳優の今奈良孝行(エッヘ)さん乱入。
今奈良くんは前から知ってたのですが久々に会っても相変わらずな変幻自在振り、というかようするに「相変わらずヘン」な感じが嬉しかったです。
客いじり。これぞハイレグ魂
そして最後にNAィKI+今奈良孝行、小島裕、根岸由季、月丘葉子でSPEEDの“Body & Soul”をまたもや完全コピー。
安室に続きSPEEDもあまりに動きがハードなのでまったくピントが合わず
客席を圧倒
外のポルノファンも圧倒
なのである意味最後は観客数が1000人くらいになってたと思います。
全員集合でエンディング
自分の中でも「カルカル史上、出演者数もスタッフ数も仕込みも今までで一番ハード」な内容でしたが、無事大成功できてとてもうれしかったです。
やはり「モノをつくる人たち」「表現する人たち」と、そしてお客さんたちと現場をつくるという事が一番楽しいなあ、という事を改めて実感できた夜でした。
(東京カルチャーカルチャー店長:シンスケ横山)