激走11000km!「高速道路の車窓ナイト」ライブレポート!(09.9/13開催)
2009年10月11日
前回カルカルで開催され大好評だった
「新幹線の車窓ナイト」。
お台場に居ながらちょっとした小旅行気分を味わえるイベントでした。
今日のイベントは、その「自動車版」と言った感じのものです。
さぁ、今日も一緒に小旅行気分です。
いざ、高速道路の旅へ!
今回のイベントは、メディアファクトリーから発行されている
「高速道路車窓鑑賞ガイド」の出版記念も兼ねており、
会場入り口の物販コーナーにも並べられておりました。
山のように積まれた本たち
今日の演者さんは、
「今回の本を作成するにあたり、東名・名神を3往復(11000km走破)した」
ライターの高橋さん、
「先日、追突事故を受けて愛車が破損した」
カメラマンの阿部さん、
「昔は走り屋だった?という噂がある」
編集者(メディアファクトリー)の江守さん、
という構成でした。
みなさん、何かと車が好きなようで、
そんな人たちが作った本とイベントがどんな感じなのか
この紹介の段階で期待が高まります。
司会進行は、車に乗らない横山店長。
この本を作ろうとしたきっかけは、
やはり今年から始まった「土日ETC1000円」制度だそうです。
この制度の影響でひどい渋滞が起きることが増えてきているそうで、
渋滞にイライラした同乗者間の喧嘩も増えてきてるんだそうです。
「車で旅行」というものは、ホントは楽しいものなので、
色々と移り変わる車窓を楽しんでもらおう、という発想から生まれたそうです。
本には140枚の写真が収録されているそうで、
こういう景観を見て楽しめば車内での喧嘩も少なくなりそうですね。
こういうのを沢山探して、楽しい旅を。
イベントでは、高橋さんと阿部さんがセレクトする
「車窓ベスト10」が発表されました。
数が多いことと、二人で重複するものもありますので、
それぞれのセレクトから幾つか気になったものをピックアップしてご紹介します。
阿部さん 第7位
「さった峠」
ここから見える景色は凄い。
海、高速、電車、富士山、という要素が一望できます。
安藤広重の絵もここから描かれたんじゃないかと。
高橋さん 第6位
「名神ここから」
東名と名神の境目を示す看板。
物凄く地味です。
上り斜線の「ここから東名」も同じく地味です。
阿部さん 第3位
「焼津のまぐろ」
マグロ鮮魚専門店です。
店内に並んでるのは全部マグロ。凄く赤い風景です。
でかい・新鮮・美味い、だそうです。
インターからすぐなので、これは降りて行ってみたいですね。
高橋さん 第1位
「燃える少女」
八日市インターの手前に、東近江市の水道タンクに描いてある絵です。
水道タンクみたいな大きな構造物って、
地域の名産とかが描かれて地域アピールをしてることが多いんですけど。
人によって見え方が違う絵です。
阿部さん 第1位
「富士山の見える風景」
やっぱり日本人としては富士山の見える風景が素敵だなぁ、と。
御殿場とか裾野あたりから見えるのが相当綺麗だとのことです。
「本には収録できなかったボツネタも見せて欲しい」という
横山店長の要望から、ボツネタ公開コーナーもありました。
池尻の大橋ジャンクション。
高速道路に乗る前だからボツ。
彦根城。
カメラを一番望遠にしてとっても超小さい。
肉眼で描くに出来ないからボツに。
びっくりうどん。
本編で人物登場は無し、という江守さんの一言でボツに。
写真紹介が一通り終わった後は、お客さんと一緒に楽しみたいとのことで
「カントリーサインクイズ」が開催されました。
カントリーサインって、その地にちなんだものが描かれていることが多いんですが、
その絵からどう連想するかが難しいところですね。
「甲子園」があるのは西宮市
「養老の滝」で養老町
イベント終盤にはスペシャルゲストとして、
高速道路フォント(公団ゴシック)を再現している「ぱんかれさん」が登場しました。
ステージに登場したぱんかれさんの手には大きなカバンが。
中を開けてみると、高速道路で良く見かける看板が。
追越車線を持つ江守さん
「公団ゴシックの中で好きな漢字は?」との質問に、
「「愛」という漢字を見てもワクワクする。」とか、
「三鷹の「鷹」の略され方がドラスティックで好きかも。」と応えていたぱんかれさん。
愛とか鷹がどんな形で書かれているのか、
今度高速に乗ったときに注意深く見てみようと思います。
1日1文字ペースで作っているぱんかれさん
どこか遠くに行く「手段」としての高速道路ではなく、
高速道路自体を「目的」とした旅も面白いかもしれません。
ちょうど来週には、シルバーウィークもありますし、
みなさんも高速道路へ行ってみてはどうでしょうか。