『大人の科学マガジン~“羽ばたき飛行機”空を舞う!』ライブレポート:創作付録で大人気、大人の科学の“羽ばたき飛行機”をみんなで飛ばそう!(11.6/12開催)
2011年07月13日
人間にないもの、それは空を飛ぶための翼。
神が人間に翼を与えなかった理由は定かではないが、
我々は鳥のように気軽に空を飛ぶことは出来ない。
だから人間は空を自由に飛ぶ鳥に憧れを持っている。
そんな憧れから作り出された象徴、それが“羽ばたき飛行機”かも知れない。
人間は鳥にはなれないし、鳥を作ることも出来ない。
しかし、鳥のように羽ばたく“羽ばたき飛行機”は、
『大人の科学マガジン Vol.31』を買えば簡単に作れる。
人間は『羽ばたき手羽先』というアイデア料理も作ることが出来る。
きっかけは空飛ぶパンツ
テクノ工作セットやアンプ+スピーカー内蔵のミニエレキなど、
毎回変わった付録が話題の『大人の科学マガジン』。
では、なぜ今回は“羽ばたき飛行機”を付録にしようと思ったのでしょう?
『大人の科学マガジン』の付録開発担当者、小美濃さんはそのきっかけを
「野尻さんの空飛ぶパンツの映像を見たのが原点」
と話しました。
これがその空飛ぶパンツ。そのパンツを持って微笑む制作者の野尻さん。
このパンツが今回の付録の原型です。
では、野尻さんはどうして空飛ぶパンツを作ろうと思ったのでしょう?
この疑問に野尻さんは、
「『そらのおとしもの』というアニメがあるんですけど。
そのエンディングで、パンツが空を飛んでいるんですよ。
これが大変素晴らしい飛び方をして、空力的に飛ぶな、と思ったんです」
と、制作のきっかけを告白。
“羽ばたき飛行機”はツンデレ
そもそも、“羽ばたき飛行機”の魅力とはどこにあるのでしょう?
野尻さんは
「“羽ばたき飛行機”はプロペラがなくて、往復運動だけで動くんです。
その動きが生き物に見えるんです。
そういうパタパタしている動きだけで、生きているなぁ、と思えるのが面白い」
とその魅力を説明。
また、『羽ばたき飛行機製作工房』を主宰する高橋さんも、
「やっぱりパタパタしているのが生き物みたいで面白い。
あと、昔からゼンマイとかモーターとか動くオモチャが好きだったというのもある」
と自身が“羽ばたき飛行機”にハマった理由を告白。
『超小型飛行体研究所』主宰の宗像さんは
「自分でゼロから作ろうとするとなかなかツンデレな部分がある。
言うことを聞いてくれない。それが上手くいくと嬉しい」
と話しました。
宗像さんは付録の“羽ばたき飛行機”を改造してラジコン化。
携帯電話のモーターを使用しているんだとか。
最後はお客さんも交え、みんなで“羽ばたき飛行機”を飛ばしました。
(ライター・たまに大阪)