『戦艦大和ナイト~みんなで戦艦大和を語る夕べ~』ライブレポート:史上最大の戦艦「大和」の魅力を語り尽くす夜 (12.1/17開催)
2012年02月14日
第二次世界大戦真っ只中、
日本海軍が建造した史上最大の戦艦が海に沈んだ。
一時は戦前の駄目な日本の象徴として日の目を見ることもなかったが、
ここ数年から戦艦としてのシルエットの美しさ、
乗組員と戦艦の退廃美が注目され、
映画化になるほどの人気っぷり。
ミニコミ誌『大和五十六零戦マガジン』もその内の一つで、
戦艦大和の美に虜となった作家やライターが思いを綴った本なのです!!
その創刊を記念してこのイベントを開催!
<司会> バーバラ・アスカ(作家・編集者)、臼井総理(ライター)
●作家、コスプレアイドル、ライター等々がそれぞれの思いを語る
・若桜木虔(作家 『宇宙戦艦ヤマト』ノベライズ作者)
『宇宙戦艦ヤマト』のノベライズを8冊も書いた若桜木虔さん、
松本零士先生とのエピソードを色々と語ってくれた。
因みに大和の戦艦より乗組員の人間模様方が好きとのこと。
・青山智樹(作家・軍事評論家 戦艦大和関係の著書多数)
飛行戦艦など、戦艦モノの著書の思い出について語る青山さん。
尚、戦艦大和の好きなところは「バルバス・バウ」。
これによって戦艦の強度が上がるからだって。
・声(コスプレアイドル)
彼女は、戦艦大和の建造所がある広島県呉市出身。
義理の父が大和の1/10模型を大和ミュージアムに寄贈するなど、
周りにも大和ファンが多く、
小学校の頃の戦艦大和に纏わる思い出を語ってくれた。
・羽山騎士(作家・評論家)
子供の頃、戦艦大和とは戦前の駄目な日本の象徴でしかなったが、
大人になって大砲を積んでいる船だけではない、大和の組織力、
設計の素晴らしさなど、大和の魅力を再認識したとのこと。
・乙夜(いつや/ミリタリーコスプレ)
予備自衛官補という彼女、陸軍の視点から
「海軍ってかっこいい♪」と憧れを持つようになり、
戦艦大和に次第に興味を持つようになった。
女子から見て、海軍のセーラー服はカッコよく、
顔がイケていなくてもセーラー服を着れば誰でもよくなってしまうとのこと。
・板倉秀典(ライター)
幼少の頃、父が描いてくれた絵のシルエットが戦艦大和であったので、
戦艦の全体にLOVEという板倉さん。
特に「大和」というネーミングセンスの良さに萌え~♪
・板矢剛一(経済ライター)
通常、戦艦は側面にも大砲を持っているが、大和は主軸上に並んでいる。
とは言え、真正面に打つのではなく少し外側を向いて打つ仕組みをとっており、
それは真正面だと撃った衝撃で船体が折れてしまうからとのこと。
船体を斜めに向け、力を上手く逃がす手法をとっている。
●第二部は渡辺克己さんによる朗読会
第二部はナレーター渡辺克己さんが
「戦艦大和の最期の一日」を朗読してくれた。
これは青山智樹さん脚本による作品で、
戦艦大和が沈むまでを日誌風に描いたものだ。
最後は艦歌を皆で歌い、大和と心身一体となる。
大和の魅力にどっぷり浸かることができた3時間、
さて、どうでしたか?
色々な面から見ても人々を魅了してやまない戦艦大和、
アナタも一回触れてみると、思いのほか大和ファンになってしまいますよ♪
ホシスミレ/へんしゅう&ぶんぴつ家