終了 水族館プロデューサー中村元 presents
中村元の超水族館ナイト2018夏 〜ラッコの道標〜(vol.30)
ついに「中村元の超水族館ナイト」が30回を迎えました〜!
今までもキリ番回の時には、水族館マニア的に著名なゲストを呼んでくれてた中村さんです。さて今回は?
中村:記念すべき第30回のテーマはラッコや!みんなの記憶から再びラッコが消えるまでにやっときたいんや。ラッコがいなかったら、今のオレもなかったかもわからんし、こんな水族館時代が来てたかどうかも怪しい。
…ラッコ!好きでした!ボク小学生の時に、中村さんのいた水族館へラッコ見に行きました!でも以前のナイトで聞いたんですが、あのラッコブームって、中村さんがテレビや雑誌に仕掛けて、ボクらはまんまと乗せられてたんですよ。この人、危険です。
中村:いやでも、それもしょうがなかったんや。当時はラッコていう言葉そのものが死語になってるような状態でさ、誰もラッコのこと知らんから、ラッコプロモーションするしかなかった。でもおかげでみんな水族館が好きになってよかったやんか。それに水族館も入館者が倍増したおかげで巨大水族館時代とか始まったわけやしね。
…なんとラッコは、水族館の歴史を変えてたんですね。凄いですね。
…そして今回のゲストの岡野薫子さんは、前回のナイトの時にお越しいただいていた児童文学の大御所です。
中村:うん、もうえらいおばあちゃんやけど、100冊以上の本書かれてる児童文学作家でな、しかもほとんどが動物の絵本。そしてそのデビュー作ていうのが、ボクらのバイブル『銀色ラッコのなみだ』なんや。
…なんと、その『銀色ラッコのなみだ』は、ラッコが水族館に来るはるか前、中村さんでさえ小学生の頃に書かれた小説なのだそうです。
中村:ラッコのこと調べてたらその本の存在知って、図書館で見つけて、それから岡野先生を探して水族館に招待したわけ。なんと岡野先生ラッコを見たことなくて、その本を書いたほぼ20年後に、初めて水族館で本物のラッコと出会えたんやって。
…運命の出会い。
中村:そしてな、これがめちゃくちゃ大事なんやけど、岡野先生との出会いが、動物を擬人化して考えてもいいんや!て気づいた運命の出会いでもあるん。動物園水族館の常識では「動物が人と同じような思考するという嘘を教えるな!」とか言ってるけど、そんなんやったら動物文学はみんなあかんってことやろ。
…あ、また旧世代との戦い的な?(苦笑)
中村:まあそれもあるけど(笑)、水族館は生物学を教える場所ではなく、総合的な生きる哲学を学ぶ場所やって思って、ボクも本を書き始めた。ラッコの本は『ラッコの道標』ていう題名なんや。
…なるほど!今回のテーマ『ラッコの道標』は中村さんの著書の題名だったのでした。さすが30回、中村さんめちゃくちゃ気合い入ってます。ラッコともしかしたら中村さんが一緒に作ってきた新しい水族館理念への道。益々楽しみな回です。
前売り券発売は、開催日1ヵ月前の2018年5月17日10:00から。30回記念的ナイトな
【出演】中村 元(水族館プロデューサー)
【司会】テリー植田(東京カルチャーカルチャー・プロデューサー)
【第二部ゲスト】岡野薫子(児童文学作家)
●中村 元(なかむら はじめ)
水族館プロデューサー。1956年生まれ。成城大学経営学科卒業でありながら鳥羽水族館へ入社。アシカトレーナー、企画室長を経て新しい鳥羽水族館をプロデュースし副館長。2002年より水族館プロデューサーとして独立、新江ノ島水族館プロデュースと展示監督の後、サンシャイン水族館リニューアルの展示プロデューサー。さらに北海道のおんねゆ北の大地の水族館(山の水族館)、広島マリホ水族館などを奇跡的成功に導き、マスコミは集客請負人との異名で呼ぶ。現在は海外における新たな水族館計画をプロデュース中。カスタマーズ起点のマーケティングとパブリシティー戦略による水族館の大衆文化としての成功がモットー。東京コミュニケーションアート専門学校(TCA)の教育顧問、北里大学学芸員コースで展示学を講義。
まちづくりが道楽で、日本バリアフリー観光推進機構の代表として、各地のバリアフリー観光のアドバイザーとして飛び回る。
著書は『常識はずれの増客術』『中村元の全国水族館ガイド』など20冊を超え、最新著は『水族館哲学』(文春文庫刊)。
渋谷・東京カルチャーカルチャーは飲んだり食べたりしながらイベントを楽しめる飲食店です。
全席自由席で入場は前売チャージ券の整理番号順の入場となります。
美味しい飲み物も食べ物多数準備して皆様のお越しをお待ちしております。
(主催・運営:イッツ・コミュニケーションズ株式会社)
※ 金額はすべて税込表記です。
※イベントの時間は予定であり、当日の状況により多少前後する場合があります。