『ニッポンの穴のぞき』

高度成長や戦争といった、その時代の国民が追求した大きな目的を達成するために利用しつくされ、その後、置き去りにされ誰からも顧みられることがなくなってしまった暗がりのような「穴」。廃墟、鉱山、トンネル、旧日本軍の軍事施設などなど、そういった日本に点在する「穴」を、あなたものぞいてみませんか？2010年12月16日に出版された「ニッポンの穴紀行 近代史を彩る光と影」の著者：西牟田靖さんを迎え、本には収めきれなかった写真や裏話を一挙披露。軍艦島や黒部ダム（高熱隧道）の話もしちゃいますよ！ 【出演者】西牟田靖　小島健一【司会】テリー植田（東京カルチャーカルチャー・プロデューサー）西牟田靖1970年大阪府生まれ。神戸学院大学法学部卒業。就職し8カ月間ＩＴ企業で働いたあと、地球一周の船旅を体験。以降、ライターとしての道を歩む。近年は骨太なノンフィクション作品に取り組んでいる。4年をかけてアジア太平洋地域の日本の元領土を歩いた旅の記録『僕の見た「大日本帝国」』(2005年)、竹島や北方領土など日本の国境の島々を旅した記録『誰も国境を知らない』(2008年、以上、情報センター出版局)などがある。小島健一1976年生まれ。埼玉出身。フォトグラファー。見学団体「社会科見学に行こう！」主宰。先端科学研究所や土木工事現場、工場などの見学会を行うとともに、一般向けに書籍、WEB、トークライブなどでそれら施設を紹介している。カッコいい機械、暗い場所、ひたむきな人たちが好き。著書に「社会科見学に行こう！」、「ニッポン地下観光ガイド」、「工場グラフィティ」などがある。