『あなたもSF作家になれるかもしれない……ま、ちょっと覚悟はしておけ』

SF作家は、ふだんどんなことを考えているのか、また、どんなふうに執筆しているのか。そんなこと知りたくありませんか？　今年の日本SF作家クラブトークイベントは、それに応えます。いつ作家になろうと思ったのか。どんな方向からどんな形でデビューに至ったのか。その道筋や苦労の数々。はたまた、ふだんの執筆環境や日常生活、モチベーションの保ち方やアイデア出しについて。それやこれやのあれこれを、作家クラブの面々がすっかりとお話しいたします。・高野史緒さんの江戸川乱歩賞受賞作「カラマーゾフの妹」。 この構想ノートを高野さんが初公開！　その作品世界の秘密が明らかになります！・新人賞を取ったら、人生はいかに変わるものなのか。 そのビフォーアフターを、日本SF新人賞受賞作家片理誠さんが、熱く語ります！・矢崎存美さんファンは、ぜったいご来場を！　来場者の方だけの特典をご用意しています！・いかに思考を中断させないか……藤井太洋さんがその驚異のメソッドを公開します。 これは作家だけではなく、ビジネスマンにも必聴かも！・その他にも、アイデアの生み出し方はどうやるのか、一日のスケジュールとは、一日何枚書くのかとか、続けられる秘訣などなど。デビューの仕方がそれぞれ異なる作家が、そのよってきたるところをじっくりと語っていただきます。これはもう、SF作家だけではなく、一般の仕事術にも応用できるかも……！ぜひ、おいで下さい！ 【出演者】・東野 司（とうの つかさ）小説家、テクニカルライター。「赤い涙」（『ＳＦマガジン』1986年11月号 早川書房）でデビュー。 『ミルキーピア物語』（早川書房）、『電脳祈祷師』（学習研究社）、『よろず電脳調査局ページ11』（徳間書店）の各シリーズなど、電脳（コンピュータ）が関わる作品を多く発表している。2005年９月から2007年10月まで日本ＳＦ作家クラブ第17代事務局長を、2013年３月から第17代会長を務める。・藤井太洋（ふじい たいよう）小説家。ソフトウェア会社に勤務しながらiPhoneで小説を執筆。2012年７月26日、電子書籍によるセルフ・パブリッシングで『Gene Mapper -core-』を発表。同作は7000部を売り上げAmazon.co.jpの「2012年Kindle本・年間ランキング小説・文芸部門」で１位を獲得。2013年４月24日、『Gene Mapper -core-』を増補改稿した『Gene Mapper -full build-』が早川書房から出版され単行本デビュー。最新刊は『オービタル・クラウド』（早川書房）。・片理 誠（へんり まこと）小説家。2003年、核戦争後の世界を舞台にしたＳＦミステリー長編『終末の海・韜晦の箱船』で第５回日本ＳＦ新人賞に佳作入選。2005年３月、同作品を改題した『終末の海 Mysterious Ark』（徳間書店）でデビュー。最新刊は『ガリレイドンナ　月光の女神たち』（朝日新聞出版）。・矢崎存美（やざき ありみ）小説家。1989年、『ありのままなら純情ボーイ』（ＭＯＥ出版）でデビュー。ファンタジー、ホラー、お笑いなどを主に執筆。代表作は、ピンクのぶたのぬいぐるみ・山崎ぶたぶたが活躍する『ぶたぶた』（徳間文庫）『ぶたぶたカフェ』（光文社文庫）等の「ぶたぶたシリーズ」や臨死体験のできる食堂が舞台の「食堂つばめ」シリーズ（ハルキ文庫）。最新刊は『食堂つばめ４　冷めない味噌汁』（角川春樹事務所）。・高野史緒（たかの ふみお）小説家。ヨーロッパを舞台とした、芸術と歴史、ことに音楽をテーマとしたSF的歴史改変小説を得意とする。1988年、ニジンスキーをテーマとしたバレエ入り演劇脚本『エレヴァシオン』で第２回青山円形劇場脚本コンクールに佳作受賞。第６回日本ファンタジーノベル大賞に応募し、1995年、最終選考通過作『ムジカ・マキーナ』で新潮社からデビュー。2012年『カラマーゾフの妹』で第58回江戸川乱歩賞受賞。