ミリタリーテクノロジーの物理学 ～第７回 応用編「装甲戦闘車輌」～

第１～５回の基礎編で培った知識を基に、新たなステイジへ！
今回は、それらを駆使して、恐らくみなさんが最も興味を御持ちであろう、装甲
戦闘車輌について御話しします！
現代テクノロジーや実際の戦闘での経験を最大限に活かした戦車をはじめ、それ
と共に戦場を駆け巡る各種装甲車輌がそのテーマであります。

第１次世界大戦で登場し、大祖国戦争でその主役へと躍り出た戦車は、21世紀の
現在、走・攻・守の全てに於いて、当時のものとは全く比較にならないほど圧倒
的な性能を誇ります。そこの詰め込まれた驚くべきテクノロジーについて解説致
します！

また、装甲車輌には、戦車だけでなく、歩兵戦闘車輌、兵員輸送車輌、装甲偵察
車輌、駆逐戦闘車輌、自走榴弾砲、自走対空砲など、様々な種類の車輌があり、
それぞれが、戦場で重要な役割を果たしています。それらの車輌に使われている
テクノロジーについても、解説致します。

敵の発見が即撃破につながる恐るべき現代の戦車戦とは？

機甲戦では無敵の戦車が抱える、意外な弱点とは？

その弱点を突いて生身のゲリラが戦車を攻撃する手段、そしてそれを防ぐための
戦車側の対抗手段とは？

事ある毎に浮上する戦車不要論は本当に正しいのか？

装輪式の装甲車輌は、装軌式の代わりに成り得るのか？
など、内容盛り沢山！

これまでの講演を御聴講頂いた方々は勿論のこと、初めて御聴講頂く方々にも
御楽しみ頂けます！

富士総合火力演習の直後で、その興奮が冷めやらぬ方々は、是非、御集まりあれ！

【出演者】
多田将（『すごい実験 ～高校生にもわかる素粒子物理の最前線～』『すごい宇宙講義』（イーストプレス刊）著者／高エネルギー加速器研究機構・素粒子原子核研究所准教授）

【司会・プロデュース】
テリー植田（東京カルチャーカルチャー・プロデューサー）

（多田将・プロフィール）
1970年大阪府生まれ。京都大学理学研究科博士課程修了。京都大学化学研究所非常勤講師を経て、現在、高エネルギー加速器研究機構・素粒子原子核研究所准教授。昨年、『すごい実験――高校生にもわかる素粒子物理の最前線』を出版し話題に。東京カルチャーカルチャーでのイベントの模様を1冊にまとめた『すごい宇宙講義』を刊行。