ミリタリーテクノロジーの物理学　第１５回「電子戦 II 」

東京カルチャーカルチャーの大人気レギュラーイベントが次回開催決定！

前回、2月11日に、「電子戦 I 」の講演を行いました。そこでも告知致しました通り、今回は「電子戦」の第２回の講演を行います。

「 I 」では、電磁波の基礎から始まって、電子戦のうち、電子攻撃の中の電子対策まで御話ししました。今回はその続きの、電子攻撃の続き（対電波放射源兵器、指向性エネルギー兵器、EMP兵器）と、電子防護、電子戦支援について御話しします。
「 I 」で御話しした攻撃から、如何にして友軍を守り抜くのか、が今回の講演の中心となります。
前回と合わせ、21世紀の戦場で欠かせない電子戦について、徹底的に解説致します！

でも、前回行けなかったから、今回だけ聴いてもわけがわからないよ、てことになりそうだしなぁ…という方もおられるかも知れませぬが、御安心を。
前回でも行いましたように、前の回の講演内容をまとめた「まとめブックレット」を、今回も配布致します！　勿論無料！
前回御越しになられなかった方も、御越しになられたがすっかり忘れてしもぅたという方も、そのブックレットを御覧頂きながら今回の講演に御臨み頂けます。まさに立体的講演！（自画自賛）

最近では、韓国によるレイダー照射や、我が国でのC-2を基にした新型の電子情報収集機の開発が開始されるということまで、電子戦に関するニュースが次々と飛び込んで参ります。この電子戦が、現代の戦場では如何に重要であるかを如実に表わしていると思います。
軍事に興味のある方は勿論のこと、それほどでもない方でも、電子戦の基礎は頭に入れておいて損はないと思います。この一連の講演ならではの、「数学が苦手でも直感で判る」を目指して御話しさせて頂きますので、数学が苦手な方でも御安心下さい。

春を迎え、新年度が始まったばかりでいろいろと御忙しいこととは思いますが、そんな日常をしばし忘れて、頭と心をほぐしに御越しになりませんか？

みなさんの御越しを、心より御待ちしております！

【出演者】多田将（『すごい実験 ～高校生にもわかる素粒子物理の最前線～』『すごい宇宙講義』（イーストプレス刊）著者／高エネルギー加速器研究機構・素粒子原子核研究所准教授）

【司会】テリー植田（東京カルチャーカルチャー・イベントプロデューサー／「誰も教えてくれない　イベントの教科書」（本の雑誌社刊）著者）

（多田将・プロフィール）

1970年大阪府生まれ。京都大学理学研究科博士課程修了。京都大学化学研究所非常勤講師を経て、現在、高エネルギー加速器研究機構・素粒子原子核研究所准教授。昨年、『すごい実験――高校生にもわかる素粒子物理の最前線』を出版し話題に。東京カルチャーカルチャーでのイベントの模様を1冊にまとめた『すごい宇宙講義』、「ミリタリーテクノロジーの物理学＜核兵器＞」、「核兵器」（明幸堂）などの著作が話題に。