中村元の超水族館ナイト 2021 夏 vol.39 〜水族館の明日はどっちだ！〜

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テリー植田です。昨年からのコロナ禍の下でも年3回、一度も休んでない『中村元の超水族館ナイト』。もちろんこの時期でもやります！カルカル屈指の人気イベント、今回で13年39回目～！
ツイキャスプレミア配信もやりますよ。（詳しくはこの下をご覧下さい。）

テリー：てーへんだ～！て～へんだ～！中村さん、えらいこっちゃないですか！
中村さんが「これを最後の仕事にしょうかって思ってるんや」て言ってリニューアルに取り組んでた水族館、閉館しちゃうってニュース出てましたよ！仕事どうするんですか！

元：うっ！やっぱりそれから来るか…。この一年間で鳥肌もんのリニューアル計画になっとったたからマジもったいなくて残念なんやけど、それ以上に水族館スタッフのみなさんはもっと無念やろなあと思ってる。なんちゅうか藤圭子と前川清が別れたときみたいな残念さや。

テリー：いや中村さん、そのド昭和ネタ誰もついてけませんって。しかもその二人が結婚してたの知ってる人ほとんどいないから！

元：このところ頭の中で「圭子の夢はよるひらく」がリフレインしとったからなぁ。まぁそれはそれとしてさ、こんな時やからこそ今回のテーマを「水族館の明日はどっちだ！」にしたんや。

テリー：あっ！そのテーマ、スピンオフでやった「超竹島水族館ナイト」のサブタイトル！

元：あの時はタケスイの明日はどっちや？ていう意味やったけど、今年になってから水族館の閉館ニュースが続いとるしさ、今回のことでマジで日本の水族館の将来どうなるんや？て、自分の仕事を失って気がついたわ。

テリー：カルカルやイベントの仕事も散々です。ボクもライブの将来どうなるんや？て悩んで、まあ悩んでもしょうがないって結論ですけど。

元：そんな時にさ、ボクが水族館プロデューサーとして初めて手掛けた新江ノ島水族館、当時ガンガン頑張ってくれてた若き飼育員の崎山くんから、ついに館長になったって連絡があったわけよ。めちゃ嬉しかったけどこんな時期やん。それでこんな水族館が厳しいときに館長に就任した彼と、水族館の将来を語りたいと思ったんや。

テリー：なんか深い話しになってきたやないですか。しかも、そこに老舗水族館の新館長がゲストに来て頂けるとは！カルカルの将来にもきっと役に立つことになると思いますわ。

元：とーぜんやわ！超水族館ナイトが今まで役に立たんだことがあるかい！オレらの夢は夜ひらくんじゃい！
テリー：ナイトだけに…。

なぜか唐突に藤圭子に思い入れのある中村元さんの超水族館ナイト！どうやら一時的にはずいぶん落ち込んでたみたいですが、さすが弱点を武器にする水族館プロデューサー、すでにいつもの闘志満々になっていました。渋谷の会場で会ってみんなで元気を共有しましょう！

※イープラスチケット（スマチケ）の発売開始は、開催日6月20日(日)の1ヶ月前5月20日(木)朝10:00〜です。

【出演】中村 元（水族館プロデューサー）
【司会】テリー植田（東京カルチャーカルチャー・プロデューサー）
【第二部ゲスト】崎山直夫（新江ノ島水族館 館長）

●中村 元（なかむら　はじめ）
1956年三重県生まれ。鳥羽水族館でアシカトレーナーから副館長を経て、2002年より水族館プロデューサーとして独立。新江ノ島水族館、サンシャイン水族館、北海道の北の大地の水族館、広島マリホ水族館などを奇跡的成功に導く。現在も国内外の新たな水族館計画をプロデュース中。東京コミュニケーションアート専門学校（TCA）の名誉教育顧問、北里大学学芸員コースで展示学を講義。著書は『水族館哲学』『常識はずれの増客術』など20冊を超え、令和元年には5回目の改訂版となる『中村元の全国水族館ガイド125』を出版した。

●崎山直夫（さきやま　ただお）
1968年東京都生まれ。鹿児島大学大学院を卒業後、1994年より江の島水族館飼育技術課に勤務。マリンランド（鯨類）、海の動物園（鰭脚類ほか）、水族館（魚類、無脊椎ほか）の各飼育展示業務に携わる。2004年の新江ノ島水族館リニューアルオープンにあたっては魚類チームで海藻、海草等をメインに担当。2005年より魚類チームリーダー。2017年より展示飼育部長。2021年4月より館長。