中村元の超水族館ナイト 2024春 vol.46 〜命の輝く水族館〜

日本で唯一の水族館プロデューサー中村元の『中村元の超水族館ナイト』が2024年開催決定！

テリー植田です＋中村元です。カルカル屈指の人気イベント『中村元の超水族館ナイト』次回46回目は2月24日(土)です。

テリー:次回のタイトル「命の輝く水族館」いつになくキレイにまとめてきましたねえ。

中村：うん、最近思ってるんや。今までずっと命を展示する意味と覚悟を語ってきたけど、それを突き詰めると、水族館の中で野生の命が輝いて見えることやなあって。そりゃもうめちゃくちゃ難しいことやけど、展示を担う者としては絶対に目指さなくちゃあかんのや。

テリー：なるほどそれで告知写真も生き生きキラキラしてる写真に。あれっ？でもこの写真は中村さんの写真やない！

中村：そう、今回のゲストの二人銀鏡さんとあきさんっていう若い写真家が撮った水族館写真なんや。このふたりはフィールドの水中写真でもそれこそ「命の輝き」を切り取る写真家なんやけど、なんと水族館写真も上手で、銀鏡さんは水族館ガイド、あきさんは水族館カレンダーを出版してる。

テリー：それマズイですやん！どっちも中村さんの独壇場やなかったんですか？オレさまは水族館写真の第一人者じゃ～！とか言うてたでしょ。

中村：それがなあ、二人とも構図とか光の使い方とかめちゃ上手くて、デジタル一眼時代の申し子ていう感じでもう付いてけへん。オレはフィルム時代の遺物なんやできっと。というわけで、第二部では水中写真家でありかつ水族館写真の超新星のお二人から、貴重な写真を見せてもらいながら命の輝きの切り取り方とか探って探って、最後に残った独壇場の展示開発の糧にしたろって思ってるんや。

テリー：中村さんにそこまで言わせるお二人の写真、それはまた楽しみですねえ。

※イベント終了後の打ち上げに参加方は、打ち上げ付チケットを購入下さい。

銀鏡つかささんの水族館ガイド『日本の美しい水族館』
あきさんの2024カレンダー『幻想的な水族館の世界』

【出演】中村 元（水族館プロデューサー）
【司会】テリー植田（イベントプロデューサー／ソーメン二郎）
【第二部ゲスト】銀鏡つかさ／あき（いずれも写真家）

●中村 元（なかむら　はじめ）
1956年三重県生まれ。鳥羽水族館でアシカトレーナーから副館長を経て、2002年より水族館プロデューサーとして独立。新江ノ島水族館、サンシャイン水族館、北海道の北の大地の水族館、広島マリホ水族館などを奇跡的成功に導く。現在も複数の水族館計画をプロデュース中。滋慶学園ECO動物海洋専門学校の名誉教育顧問、北里大学学芸員コースで展示論を講義。著書は『水族館哲学』『常識はずれの増客術』など20冊を超え、令和元年には5回目の改訂版となる『中村元の全国水族館ガイド125』を出版した。

＜第二部ゲスト＞
●銀鏡つかさ（しろみ　つかさ）
写真家。1994年東京生まれ。大学時代に水族館に魅了され、全国の水族館を巡り始め現在は100館を超える。その様子を記録するためにカメラを購入するも、徐々に写真撮影そのものの魅力にも取り憑かれ、2020年から本格的に水族館での撮影を開始。思わず水族館に行きたくなる写真をテーマに、X(旧Twitter)で水族館の情報発信を行い続ける。水槽に降り注ぐ太陽光を生かした写真や生き物が主役の空間写真、アクリルを介しているということを忘れさせる写真で人気を博し、Twitterのフォロワーは4.5万人を超える。昨年の9月には初の著書『日本の美しい水族館』をエクスナレッジから刊行。

●あき
写真家。1996年大阪府生まれ東京都在住の写真家。2017年水族館の生き物を綺麗に撮影したいことがきっかけで写真を始め、現在は｢最高の瞬間を形に｣をテーマとして水中や水族館、ライブ撮影を中心に活動。国際フォトコンテストにて以下の通り選出された
・8TH 35AWARDS UNDERWATER PHOTOGRAPHYでTop35 photographers
・IPA UNDERWATER PHOTOGRAPHYでHonorable mention